夏祓

茅の原に くぐる
赤鬼も 十七
暑気 たかく
久方に 夕立雲が たつころの
裾に 咲く 紫陽花は
あと ひとつの 瀬を まちわびて
狩る蛍の 火も 久しからず と
涙 もゆ

 
【鎌倉の天気】
 まつあらふ 雲に浮かべた 鉛の舟の
 天道にまよはす あは霧笛遠し


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