龍の髯

ゆきわり 落とした 蒼玉
こほらぬ 銀雲を なでるごと
虚実さぐる 目の 鋭かや
がれ野の 岩をも 砕いて
あらふ あとに
観世音のみこと 火と立ち
法界を しんしんと 照らす
こう ごう
天 かへり
星と ながるるは、初ゆき

 
【鎌倉の天気】
 ならひ おちて 骨ささる
 渡しのしぶきに 濁りなし


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