峪かぜ

みこころを 吉野みよしの 千年かほる
霞も染まる大平山 さくら伐る何某の頸を
太閤かみ鳴るやも 金峯のしずか、黒黒くもりて
脳天あらふごと 今にぞ降りくる さ 蘇へせ

盃に 散れや糺の 飛ぶほたる
惜春わする 若気の花筵

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