見出し画像

【北極冒険】Day27:2019.05.03

27日目、この日を入れてあと残り3日となりました。そして最終章2話です。この日の日記も、なかなかにひどい内容。当時かなり悩んでたし、苦しんでた時の日記なので、みなさまどうか、寛大な御心でご容赦ください・・・・。それでは、書いていきます・・・。

歩き出して27日目。あと2日、歩けば着く。今日は島越えナビゲーション2日目。スタートからしばらく、北に向かえばいいのだが、みんなの感覚の”北”がズレている。太陽、風紋、コンパスを意識するが、「もうちょい右」「左じゃない?」「地形的にはこのままでいいんじゃない?」と声が飛ぶ。最前列はその声に混乱する。方向感覚がある人が2番目につき、サポートすることでなんとか乗り越えた。

問題は次だった。当初右巻きする(*1)山を、前列組で話し合い、左からの方がいきやすそうだと判断し、北西方向に進路を変えた。すると荻田さんから

「なんで変えたの?こっちに行くと山登りになるよ?変えるのはいいけど根拠持ってる?希望的観測で”ラクそう”とか決めるなよ。俺はこっちの坂に崖があっても責任取れねぇからな。自分でなんとかしろよ。ナビゲーターとして責任なさすぎ。」

と、名指しで言われた。悔しかったが、言い返せない。確かに自分はタイのリーダーとしてもナビゲーターとしても不合格だ。どちらとも指名されたり全員一致で決めたわけではなく、なんとなく俺になったが、成り行きで頑張って評価もされずただ代表して怒られる。早くつきたい、辛い。なんで俺だけやねん。

仕事やビジネスとかに置き換えてみたりもして考えてみるが、上に立つ人は大変だな。ただ、思ったのは
口出しされて止まるくらいなら、自分の進路を突き進んだ方が自分に責任が持てるし早い。余計にメンバー増やしても混乱を招いてしまう。理解できる最小人数での役割分担が必須。着いてくるだけの奴もいらない。理解し合え、議論ができ、ノリの合うメンバーだけでいい・・・・。

(*1)右から回り込んで山を越えて行こうとしてました。

色々と過去の自分に言いたいことはありますが、順を追って、整理・反省していきたいと思います。

目標物が無いところを歩く難しさを改めて痛感しました。まぁ「無い」というよりかは「見えていない/理解できていない」中での行動が難しいといったところでしょうか。

蛹玲・オ蝨丞・髯コ繧ヲ繧ゥ繝シ繧ッ2019繧ヲ繧ァ繝輔y逕ィ邵ョ蟆冗判蜒十_1027048

わかりますかね、この"無駄な"くねくね。本人たちは至って真面目にまっすぐ進んでいるつもりだったのですが、後ろから見るとこのザマです。この時ちょうど日記のように前方で右だ左だの色んな人がわーわー言ってました。

これは色んなことに言えるんですけど、やっぱり目標がある方が全体が進みやすいです、しかもその目標がより具体的でわかりやすければわかりやすいほど、全体の統率がとれる印象です。また、役割も明確に分けた指示系統の重要性も感じました。前線部隊は、自然との戦いもあるため(クマ確認、気温・天候の変化、クレパスなどの危機回避、大きいサスツルギの回避など)、後方部が情報を整理して、指示し、それに従って進むのが僕たちのセオリーになりました。この時、指示を出す側が多すぎると、前線が混乱してしまって、結局全員の目標が達成できません。船頭多くして船山に上るというやつですね。

また、判断する際は希望的観測であってはならない。前もそれで失敗したはずだ。なのに今回も盛大にやってしまっている。なにも、学べていない。

蛹玲・オ蝨丞・髯コ繧ヲ繧ゥ繝シ繧ッ2019繧ヲ繧ァ繝輔y逕ィ邵ョ蟆冗判蜒十_1026768

あとは下記最後の甘すぎる自分への反省とツッコミです。

もうほんとにこれ読んでて思うのが、この時のさいごうくんは、現場で最終判断する人間として、自分で決めたことの責任も取れず他人を言い訳する無責任さの塊でした。これについては昨日と同じ悩みなので、もう反省は省略します。ただ何度見ても恥ずかしいし、言い訳にしか聞こえない。

あと、何が仕事やビジネスでも一緒や、その通りだよ、だから2年前のさいごうくん、君は北極に逃げたんや。これを世に晒すのは、2度とこんなこと考えるなよっていう自分への戒めです。はぁ、ほんと甘いよ。てか仕事やビジネスってなんやねん。一緒やないか。語感が良かっただけやろ。

それから、自分に口出ししてくれる人の存在をありがたく思え。素直に反省しろ、その場で学べあほんだら。っていうか自分の決めたことで全部責任取れるならそら自分でやればいいさ。勝手に人を巻き込むなよ。でめぇ一人のことしか考えてへんやないか結局、つくづくどうしようもないやつだな。

あぁ、そしてこの記事を書いているのが同一人物なだけに、本当に辛い笑
まじで反省して今後に活かそう・・・。


まぁ、過去のさいごうくんを少しだけフォローすると、多分上記内容もわかってはいたんだとは思います、が、どうしてもメンタルが耐えきれなかったので日記だけには逃げてたんじゃないかなと。

どうかな、これを読んでる他のメンバーがいたらコメント欲しいよ。この時の俺は”見た目上”はちゃんと振る舞えていただろうか。ちなみに中身は言わずもがな、激甘で世間知らずのお子ちゃまの脳味噌でした。


⬇️ 5月3日撮影の写真 ⬇️

蛹玲・オ蝨丞・髯コ繧ヲ繧ゥ繝シ繧ッ2019繧ヲ繧ァ繝輔y逕ィ邵ョ蟆冗判蜒十_1027016

この日も早朝行、朝は早いの辛かったなぁ。朝ごはん結構しっかり食べてるんやけど、それでも頭がぼーっとしてた。

蛹玲・オ蝨丞・髯コ繧ヲ繧ゥ繝シ繧ッ2019繧ヲ繧ァ繝輔y逕ィ邵ョ蟆冗判蜒十_1027044

これ、簡単そうに見えるけど先頭歩いてる人は本当に難しいんだよ。



おわり

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?