【北極冒険】Day1:2019.04.07
行動開始初日。
初めて本番で行動した日の日記をご覧ください。
歩き出し日。パングニタングから出発した。
村から見る山々の入り口はかなり近く見えたが、9時に歩き始めて入り口に着いたのが13時くらいだった。
あ、今日おかんの誕生日や。おめでとう。元気に生きて帰ります。
向かい風がきつい。地面も雪が湿っている。ソリが重く感じる。あと何より飲み水がまずい。雪に砂混じってるし、塩分も含んでるから飲み辛い。早く真水が飲みたい。
今日歩いていて感じたこと。結構いーたんがきつそうだった。一番後ろからヘルプに行こうかと思ったが、最後尾を任されている以上うかつに離れらんない。だけどいーたんの前でペース作ってあげないと、辛そうだった。悩んでいると、最後尾で並走していた柏倉さんがいーたんの前まで行ってペースを作ってくれていた。柏倉さんがその役をやってしまうと、”カメラマン”としての仕事ができない。柏倉さんは隊員だが、同時に仕事もしている。ただ、すぐ動いた柏倉さんさすがだと思った。慌てて柏倉さんと、その役目を交代した。
後から思うと、これ、誰かにお願いすればよかった。なんでも自分がやらなきゃと思う所、よくないな。ハドソンズの時の時みたいに、最後尾で装備に不具合があったら前まで声が聞こえない可能性がある。怪我してたら尚更だ、みんなあまり後ろを見ない。歩きながら自分の嫌なところがたくさん出てくる。考えてしまう。
いやぁ、あの時の記憶が蘇ってくる。
まずほんとに水がまずかった。飲み物って大事。マジで。やる気に関わる。
顔が強張ってるよ、すわっち。美味しくなかったのか。
何より、日記後半部分、ですよね。
これね、この後数日間苦しむんですが、
あれ、最後尾の仕事がわからない。
任されたはいいものの、最後尾って何すりゃいいんだろっていう。一応トランシーバーは渡されたけど、それ以外の仕事指示されてないから本番パニック。ハドソンズの時は北海道演習の続きの頭だったなぁととても反省。
てか、指示されてないとできないのか俺ってめちゃ悩んだ。
ぱって動こうと思うけど、ハドソンズの天気悪かった日、柏倉さんのウェアが壊れて最後尾ですごい大変だった記憶があったから、余計最後尾の仕事の責任重大さに内心震えてたっていう。
いやぁ、何も考えずに歩きたい・・・。もう瞑想しているかのように歩きたい。けど・・・それ多分今回の旅ではできねぇなぁとか思ってました。
⬇️ 4月7日撮影の写真 ⬇️
出発前。テントの周りをうろつくワンちゃんたち。たくましいよ、なんか。この後トイレしに行った柏倉さんを追いかけまわしてました。
テントの中の食事シーン。コオロギ粉末をぶっかけて食べてました。北極で食べる即席コオロギラーメン。普通に美味しかった。
おわり
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?