【北極冒険】Day12:2019.04.18
12日目。この日から、北極冒険物語〜エピソード2〜が始まります。
・・・と言いつつも、距離的に言ったらまだまだ1/3が過ぎたところで、ここからが冒険本番という感じ。そして、昨日を境に、隊の意識が変わり、僕の悩みも変わります。この後半戦。特に後半の後半は本当に辛かった。そこにたどり着くまでの、僕のブレブレメンタルと暴言たちを楽しんでいただけたらと思います。
朝から気合の入った日だった。ここからいろんな意味でリスタートだ。全員、どんどん顔つきが変わっていく。実践を通し学ぶことは多い。
今日は朝から全体のペースがよかった。女子2人ともキツくなる前に荷物を渡していたようだ。全員で助け合える関係を築いていきたい。
ペースが気になったのは飯島くんと柏倉さん。柏倉さんは完全にハンガーノック(*1)状態らしく終始フラフラだった。カメラマンも大変だ。一方ここまでずっと元気だった飯島くんの調子が悪そうだ。フラフラしているし、元気があまりないように見受けられた。アリナミンを渡し、今日は早く寝るように伝えた。
やっぱり前日の晩飯は大事だ。昨日いろいろあって夜飯抜きだったので、自分も結構キツかった。朝イチでかなりの水分を摂っていたのでなんとかなったが、最後パワー切れを感じていた。今日の晩飯からガッツリ食べよう。
かなりいいリスタートがきれた。後6日でPoint of No Return(*2)につけるか。頑張ろう。
(*1)ハンガーノック:いわゆる低血糖。体に栄養が足りてなくて、力が入らない状態。ハドソンズの時によっちがこれになって少し大変だった。
(*2)Point of No Return:元々は航空用語で、「帰還不能点」(飛行機がもはや出発点に戻る燃料がなくなる点)という意味。20日目くらいまでに到達していないと、それ以上先には進めないという判断だった(と思う)。
朝、昨日の夜荻田さんに行かない宣言されてたから、みんなは動揺してるかと思いきや、いつも通りの時間にテントを畳んで、出発の準備してた。なんかそれ見てて少し嬉しかった。あと、
荻田さん「なんか右手が痛てぇんだよな、なんでかはわからないんだけど」
りょうくん「僕もなんか首痛いんすよね、なんでかわからないんですけど」
このくだりほんと、よかった。エモかった。
これ見て、”朝から気合入った”って書いたはず。
荻田さんから、ここからクライドリバーまでの道のりと、険しくなることの説明があった。自分自身も、これまで以上の覚悟と厳しさを理解してよしってなってた。
そして、この頃からサスツルギにみんないじめられ始めます。結構段差が激しくて。大量に食事を追加購入していた相方のあつしのソリは信じられないくらい重たくなってました。なんで全然進まなくてめっちゃきれてた。何回も後ろでフォローした気がする。笑
”そんだけ買い込めるくらい余裕あるならしんどい人の荷物持ってやれよ・・”って感じですよね。まぁ彼には彼なりの信条があったわけですが。
※直接本人にも伝えてもます。
寝る前に、体になんか違和感。翌日、無事死亡してました。
続く・・・
⬇️ 4月18日撮影の写真 ⬇️
ハンガーノック状態になり、この日本当にずっとフラフラだった柏倉さん。昨日の夜、みんなのために調整とかしてくれてたから、休めなかったんですよね・・本当すんません。
まだ、”あんどぅ”。彼はこのあと、”アンディ”になる。
歩いてる最中に撮った写真。超綺麗だった。
この日の夜飯は大量のバターと大量のコオロギパウダーをブチ込んだシチューライス。日記にも書いたけどご飯は本当大事。
この日のキャンプ。夕焼けの方向が明日の進路。この写真、夜の20時に撮影してる。それでもこんだけ明るい。
おわり
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