【北極冒険】Day"-1":2019.04.05
さて、早速"-1"日目から書いていこうかと思います。
そもそもいくきっかけになった話や、北海道演習での出来事や出発前のパッキング、イカルイト滞在時の出来事、NHKの番組になった時の話、辛坊治郎のラジオに出た時の話、会社の有志若手勉強会で講演した話などなど、内容は盛り沢山にあるのですが、それは今後サイドストーリー的に話しできたらなぁと思います。
(というか日記をちゃんとつけ始めたのが4月5日だったからだったりするというのは内緒で・・・。)
【4月5日】
今日イカルイト*1からパングニタング*2へ飛ぶ予定だったが、悪天候の為、フライトが中止になった。
昨夜、ホテルで荻田さんに“もっと楽に生きた方がいいよ”
って言われ、それが頭に残っている。気を使いすぎと最近よく言われる。自分ではよくわからん。個人的にはそこまで疲れている訳ではない。ただ、周りのみんな見てると、自分ももう少し肩の力を抜いて純粋に楽しめたらなと感じる事はある。
夜、クライドリバー*3にいけないかもしれないというミーティングが開かれた。個人的には本当に行きたい。クライドリバーという土地に憧れがあるわけではないが、ここまでやってきて、目前にして”ゴールにいけません”は辛い。やりきれないのは、モヤモヤとしたものを残す。隊の安全を考えると、氷の薄い場所を通るクライドリバーへの道はかなり厳しいのだろう。だけど、やっぱ行きたいな。
ミーティングの後、いっちーといーたん以外が部屋に集まった。「キキクタルジュアク*4に滞在はない」「自分たちは何しにきたのか」「冒険と旅の違いは何なのか」「代案はないのか」など、1〜2時間ほど話した。結論は出てない。
どういうモチベーションで明日を迎えればいいのだろうか。
まさかの初日からスタートできなかった日。空港で行けないとわかった時の荻田さんの表情が少し和らいでいたのが記憶に残っている。
それよりも、ですよ。この楽に生きた方がいいよってのはいまだに考えてる。結構言われることが多いんよな。北極冒険の時に限らず・・・。まぁただこの気にしすぎのせいでこの後自分で苦しみます。ほんと、悩みだらけの旅になるんよな。気にせんかったらええのにと思うことにまで反応するから・・。んで気にするくせにその対応ができてないという・・・。最悪かよ。(ヤバイ、しょっぱなから萎えてきた。w)
あと、クライドリバーに行けないかもっていうミーティングのあと、自然とみんな集合してたのは少し面白かった。キキクタルジュアクとパングニタングを往復して600km歩こう的な話、今考えたら”距離!?”って思うwでもそん時はほんとにみんな真剣に話してたなぁ。
*1 遠征本番前の滞在先。イカルイトでは、本番前の最終パッキングやハドソンズベイスタートと呼ばれる練習などを実践した場所。
*2〜4 今回の冒険の舞台となったカナダバフィン島の村。
パングニタング:スタート地点
キキクタルジュアク:補給地点
クライドリバー:ゴール地点
⬇️ 4月5日撮影の写真 ⬇️
空港での待機中。あんどぅの隣のおっちゃんって日本人やったっけっていうくらい日本人顔してるやん。
イカルイトから葉書で郵送しているところ。おぐらくんいい笑顔だね。おねぇさん、美人だったね。
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