弾ける幸せ。

■ベトナム平均寿命73歳。
・最近のニュース、「ベトナム平均寿命73歳で長寿も高齢者60％不健康、『高齢化したが豊かではない』社会に直面」。
・「ベトナムは世界で最も高齢化が進む国の1つであり、フランスが115年、オーストラリアが73年かけて達成した高齢化社会への移行を数十年で迎えつつある」との現状がある。
・先日開催された『第5回全国老年学会議』では「ベトナム人は平均14年間、複数の持病を抱えたまま生活しており同時に3〜6つの病気に苦しむ人が多い」と明かされた。

■70%以上の高齢者が年金を持たない。
・特に高齢者の60%が「健康が悪い」または「非常に悪い」とされており、主な持病としては「代謝異常、骨・関節疾患、心疾患、神経系障害、呼吸器疾患、消化器疾患、高血圧、糖尿病」等が挙げられる。
・そして「医療機関の人手不足や設備不足が深刻化、病院の過密状態が続き更に高齢者の医療費は増加しており、国家の医療保険制度や予算にも大きな圧力をかけている」。
・また「70%以上の高齢者が年金を持たず子供に依存し生活する現状がある。高齢者の65%以上は農村部に住み農業に従事しているため、安定した収入を得られない状況が続く」。

■日々の笑顔や喜び。
・余談、ベトナムの日常生活において私は高齢の方々とすれ違う機会もあり、彼らを観察すると毎日決められた時間に散歩する人もいれば、同じ場所と時間に道端のベンチに座り日光を浴びる方もいる。
・人は何かが習慣化されれば決めた事を変えるのは難しい。私も彼らと同様定めた時間に最短距離で出勤している、そうすると何が起こるのか。上述のように彼らと毎日顔を合わせる事になる。
・私は彼らに「おはよう」と挨拶をする。次第に彼らも「なんかいつも挨拶してくる外国人がいる」的な感じで私を認識し始めて、今では笑顔で挨拶を返してくれるようになった。お互い気持ちが乗っている時であれば自然とハイタッチが炸裂する。
・以前私の『note（言われて嬉しい言葉）』で書き留めたが、私は彼らの名前を呼び挨拶をする。挨拶出来る人がいる、いつも同じ場所に佇む人がいる、そんな会話や景色は私にとっと小さな幸せであり、そんな思いを互いに感じ日々の笑顔や喜びに繋げられたら、そう願い今日も彼らに挨拶をする。