ムスコとたどり着いた「サイゴンの輪」という場所
ちがっても輪になる世界はここにある
サイゴンの輪オーナーのＫａｙｏです！
みんなツイてる？
私もめっちゃツイてるー!
本日から我がサイゴンの輪では
『テト祭り2023』開催です！！
皆様のおかげ様で、２年もこのご縁の場を継続することができました。
ここは西宮北部の、最寄り駅から徒歩２０分もかかる住宅街の中のベトナムカフェ。
なぜベトナムなのかというと、
オーナーの私Kayoと最愛の相棒、当時６歳だったムスコが住んでいたから。
ずっと一人でムスコを育てなければならないと、「助けて」を言わずにひた走ってきた私が、
初めて罪悪感もプライドもなく「助けて」を人に言えるようになった国。
おせっかいでポジティブなベトナム人は、
外国人である私たち親子を、何のためらいもなく助けてくれました。
人に助けられて生きる歓びを、
人に甘えて生きる幸せを、
初めて私は知るのです。
「ああ、自分一人でなんでもできなくていいんだ」
「母たるものこうあるべき」を捨てた先に、自由でワガママでどこにでも鉄砲玉みたいに飛んでいく私が息を吹き返しました。
「息子さんを振り回して」と散々言われたけれど、
自由に息を吹き返してあまりに楽しそうに仕事も遊びも旅行も好き放題生きる母を見て、
今でもムスコは「ベトナムに行きたい」とあの頃の思い出を楽しそうに語ります。
そんな母と共に生きたムスコは、
「仕事は楽しんでするもの」ということを知り、「困った時は人に助けてもらう」ことの生きる術を体得しました。
発達障がいで「初めての人、場所」はことごとく敬遠するムスコが。
帰国後もその経験を存分に活かしているムスコを見て、私は
「この子はもう私がいなくてもどこでも生きていける」
と心からムスコの強さを信じています。
そうやってムスコは私から、すっと卒業していきました。
『お母さんを幸せにする』という生まれる前から持っていたミッションを、
クリアした証です。
もうお母さんがどこで何をしていようと、
自分の生きたい人生を毎日生きています。
急にベトナムに移住したり急に家を買ったり、急にそこでカフェをやり始めたり。
全部ムスコには相談して進んできたけど、
ムスコが私を応援しないことなんて一つもなかった。
ムスコとこうやって人生を切り拓いていくことは、
最初から決まっていたのだなと感じます。
ムスコとたどりついたこの「サイゴンの輪」という場所は、
多くの人がご縁を紡ぐ場所となり、
この世界が、
誰かの凸を誰かの凹が助け合って輪になっていることを、
教えてくれます。
誰かの「これやりたい！」をここで叶え、
誰かの作品が彩り、
誰かと誰かがつながることで化学反応を起こすような、
そんな場所を、
この2023年も創り続けていこうと思います。
違っても輪になる世界はここにある
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【著者＊kayo】1985年11月1日生まれ。
ADHDとASDを診断されている12歳のムスコが相方の元シングルマザーで元オス化女子代表。
結婚や離婚、人生の紆余曲折で仕事を変わるが、いつもだいたい営業職。（下着販売、複合機、生命保険、広告代理店、不動産）
2016年に当時6歳だったムスコを連れて、行ったこともない、友達もいないベトナムに渡る。
現在は地元である兵庫県西宮市北部にて「ちがっても輪になる世界」を創るべくベトナムカフェをオープン。
多様性を認めあえる空間、女性性を大切にしてすべてを手に入れる方法をSNSを通して発信している。
Instagram:saigon_no_wa
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