ここではないどこかはもう探さない
ちがっても輪になる世界はここにある
サイゴンの輪 オーナーのKayoです♪
みんなツイてる？
私もめっちゃツイてる！
小さい頃から夜の庭が好きで、空を見上げてはここではないどこかに
きっと自分の居場所はあるんだろうと思い続けてきました。
海外にあこがれたのも、そういう、「ここではないどこか」を探し求めたゆえん。
でも、留学しても、どんなに楽しい仲間といても
私にあるこの「ここではないどこか」感はずっとぬぐえませんでした。
生きていくことはペナルティのように感じていたし、
どうやってそれを終わらせるかは常に自問していました。
あれは、「私はこの世に必要とされていない」という漠然とした孤独感だったんだな、と今となっては思います。
だから、人とは一定以上のキョリは詰めない。どれだけ仲良くしていても。
私の鉄壁の牙城の中には、いつも孤独な私がいました。
一人がいい。一人が楽。誰か離れていっても私は平気。
これは、先回りして孤独を絶望と感じることを避けてきた私の処世術だったのかもしれません。
だから、ベトナムに行くまでの私は、
「助けて」が言えませんでした。
正確に言うと、「助けて」と人に頼るという発想自体がなかったの。
だから、孤独なまま私はムスコを一人で育て上げるしかありませんでした。
ある時私の人生を変える言葉に出会います。
それは「自立することは、甘えること。一人でなんでもできることは、自立ではなく孤立である」という言葉。
私がいなくなってもムスコが一人で生きていけるように、５歳児に家事全般を教えていた私はその言葉に、自分だけでなく、
ムスコまでも孤立させようとしていたことに氣づくのです。
そして、私は孤立していたんだと、自らそう生きようと選択していたことにやっと氣づきます。
親に頼りたくない。この子を一人で大学まで行かせるのに、奨学金なんて背負わせられない。だから稼ぐんだ。
そしてこの子が手を離れたら、とっとと海外に一人で出て、ここだ！っていう場所で最期を遂げる。
だって、生きることはペナルティだから。
そしてやっと氣づくのです。
ここではないどこかは存在しないんだと。
自分がこの世界で生きていくことを自分で認めたら、ここが私の居場所になるんだと。
私は生きてていい。
一人で生きなくていい。
頼っていい。
「助けて」って存分に言っていい。
ベトナムでの１年半は、まさしくそんな私が「助けて」を言うのに用意された絶好のステージでした。
「助けて」を言ったら、
世界は当たり前に私を助けてくれました。
何も与えなくても。
何も努力しなくても。
それはなぜか。
私が、生きているだけで世界から必要とされていたから。
そして、私に差し出された手を握った後は、
私は違う誰かに手を差し伸べる。
誰かにそうしてもらったように、誰かにそうしてあげる。
だから、自分が完璧でなくても、「社会通念上」にはまらない変なオカンでも、
世界でたった一人の私は、
デコのあなたもボコのあなたもつながって、一つの輪がここにできることを、伝え続けていくことが、使命なのだと感じています。
サイゴンの輪は、そんな人と人が結びつく場所。
そして私が「ここだ！」と言える場所なのです。
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【著者＊kayo】1985年11月1日生まれ。
ADHDとASDを診断されている12歳のムスコが相方の元シングルマザーで元オス化女子代表。
結婚や離婚、人生の紆余曲折で仕事を変わるが、いつもだいたい営業職。（下着販売、複合機、生命保険、広告代理店、不動産）
2016年に当時6歳だったムスコを連れて、行ったこともない、友達もいないベトナムに渡る。
現在は地元である兵庫県西宮市北部にて「ちがっても輪になる世界」を創るべくベトナムカフェをオープン。
多様性を認めあえる空間、女性性を大切にしてすべてを手に入れる方法をSNSを通して発信している。
Instagram:saigon_no_wa
Facebook: @Saigonnnowa
LINE Official:https://lin.ee/eFHKd6Y
YouTubeチャンネル:
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