「青森県民はお風呂が大好き」公衆浴場数全国1位、酸ヶ湯の温泉水はウイルスの感染力を1000分の1以下まで低下させる
〜江戸時代は混浴が当たり前〜
江戸では銭湯が大繁盛だったそうです
当時は道路も舗装などされてませんので
土煙りなどホコリがひどく
汚れてしまい毎日風呂に入る必要もあり
朝、夕と日に何度も入る必要があったそうです。
多い人で4回も入った
などという人もいたんだとか
江戸時代後期の1800年代初めの江戸には、
600軒もの風呂屋があったそうです
そして、今からだと想像できませんが
混浴だったようです
いろいろトラブルもあったといいます。
そこで
風呂が混浴だと風紀がよろしくないと
幕府が禁止しますが
風呂経営者の効率の都合などで一時、別々になるも
また混浴に戻り、また禁止
コレを繰り返していたんだとか
驚きの風呂事情です
ちなみに浦賀に来たペリーも日本の風呂事情に仰天したそうです
前置きが長くなってしまいましたが
青森の風呂のお話
厚生労働省がまとめた「衛生行政報告例」(2017年度)などによると、人口10万人あたりの公衆浴場数は23.7カ所で全国最多。全国平均は2.9カ所で20カ所を超えるのは青森県だけ
ダントツの全国第1位!
なんと全国平均の6倍になるそうです
ちなみに2位は鹿児島県の1.85所、 3位は大分県の1.41所です。
青森県内にある温泉地の数も150カ所で全国4位(2010年度調査)
温泉を利用した公衆浴場数は297カ所で7位
市街地でも温泉が湧き出ていて、数だけでなく泉質もまた硫黄泉あり、炭酸泉あり、そして重曹泉など実に多彩な泉質の温泉銭湯が近所に多くあるなど青森県はまさに“お風呂天国”なんです。
公衆浴場が多い理由は昔は風呂がある家が少なかった。
青森に娯楽が少なかった、などが考えられるそうですが
実際にいつでも温泉や銭湯に入れるよう車に入浴セットを常備している人も珍しくありません。
そして、なぜか青森の銭湯は朝早くから営業してるところも多いです
早朝5:00からやってる温泉銭湯も珍しくないです
朝風呂気持ち良いです
しかし、近年銭湯の数も随分と少なくなっています。
最近のニュースで
青森県内に281ある一般公衆浴場の入浴料が改定
4月から上限を30円引き上げ、480円と決まりました
昨今の燃料費の高騰や利用者の減少などで公衆浴場の経営は厳しさを増して
青森の文化でもあるので銭湯・公衆浴場を利用しながら残すということを考えてみたい
ということだそうです。
確かに、いろいろ高騰してて
値上げしないと大変なんだろうなとは思います
でも、青森のお風呂文化せっかくなのだから、残していきたいですもんね。
今週、青森市の名湯、酸ヶ湯その温泉水について感染症ウイルスの働きを抑える効果があるとの研究結果が発表されました
青森の温泉業界や市民にとってもとても関心のある発表でした。
香川大学の桑原知巳教授による発表内容は、
酸ヶ湯の温泉水は強酸性の性質で
ウイルスの感染力を1000分の1以下まで低下させる効果
すでに
インフルエンザウイルスや新型コロナウイルスと似た構造を持つウイルスに対しても効果が見られ
まだまだ研究段階とはいえ
浴場内では新型コロナへの感染リスクが低くなることが期待できる
などと発表
感染症によりお風呂の成分が脚光を浴びて地域が活性化されていくとしたら、とても良い方向なのではと記事を見て素直に思いました。
酸ヶ湯に限らず青森県の銭湯は沸かし湯ではない温泉銭湯も多いです。今後、いろいろ研究が進んでそれぞれの温泉の成分がもっと脚光を浴びて行くかもしれません。
青森県に来たら是非、青森の温泉銭湯是非ご利用くださいね
気持ち良いだけでなく身体に良いですよ
記事編集者/鈴木勇
参考サイト
江戸時代のお風呂事情
https://edo-g.com/blog/2015/11/ofuro.html
青森県の風呂事情
http://grading.jpn.org/DivSRH6109.html
https://www.toonippo.co.jp/junijuni/pickup/20110816124735.asp
温泉水に感染症ウイルス不活化効果 名湯・酸ヶ湯温泉を研究した大学教授が発表(ATV青森テレビ) - Yahoo!ニュース