ハノイで知ったタウナギの春雨の美味さ
週末の朝は食べたいものがある。ハノイだとあちこちにあるタウナギの春雨。絶品なのだ。
タウナギ(lươn)とは...
ベトナム語で lươn という単語を習ったとき、ウナギだと聞かされていた。それで、ある時、レストランでウナギ料理を注文して食べてみたが、日本のウナギのような美味いものではない。
あとで、よくよく調べてみると、これはタウナギで、日本のウナギとはまったく種類のちがう魚らしい。
感覚的に言えば、南部でよく食べられているドジョウ(cá kèo)に近いような気がする。
ベトナムだと中北部のゲアン(Nghệ An)省の特産。
だから、タウナギ料理店には「ゲアンのタウナギ」の看板がかかっていることが多い。
ご近所にあるゲアンのタウナギの人気店
うちから歩いて5分という近所にあるゲアンのタウナギ屋 Lươn Đông は、同じロンビエン(Long Biên)区に住む、グルメのベトナム人に教えてもらった30席くらいの小さな店だが、これが地元ではかなり有名店。
週末の込み具合は異常で、店内はすぐに満席になり、路上に10-30席も臨時のテーブルを出すほど。
9時くらいには売り切れゴメンだから、早めに行かないと食べられない。
お粥と春雨スープが人気メニュー
中国や台湾でもタウナギ料理は人気あって、炒め物・煮物・唐揚げなどで食べられているようだが、ベトナムだと炒め物より、タウナギを炒めないお粥と春雨スープのほうがよく出ているように思う。
この店でも、春雨スープやお粥が人気メニューのようで、私もよく食べる。
唐辛子が利いている辛い春雨スープは絶品。
ベトナムでは中部料理は一般的に辛いとされているが、これはその代表格。
この店では注文の際、辛いのか普通か訊いてくれるが、忙しいときは店員が訊き忘れてしまう。辛いのが好きな人は辛いのとはっきり注文したほうがいいだろう。
いっしょに出てくる紫蘇をたっぷりいれて、紫蘇の香りとともに食べる。