2021/06/01

 峠道沿いの、元宿場町風の集落。ブレーキが絶妙に利かなくなった車に乗っている。減速はするが静止はしない。少しくらいなら大丈夫かと、近くの安全な場所まで運転しようと動かすがやはり絶妙に事故り、車や自転車に乗っている人にゆっくりぶつかってしまう。うわー、と思っているとそこに友達(実在)がいて、「大丈夫、誰も死んでないしそんなに大事にならないよ!」と励ましてくれる。自転車に乗っていた人(おばさん)に、警察に、と言われ110番に電話をかけるも全然つながらない。やっとつながったと思ったら、「管轄の××××署に連絡してください」と言われるが地元の地名すぎて全然聞き取れない。「××××……?」と聞こえたとおりに口に出すと間違っていたようで、集まってきていた地元のおじさんたちにめちゃくちゃ笑われる。いや笑ってないで教えてくれや!と思う。

 そうしているうちに、友達と自転車のおばさんはなぜか道に大きなテーブルを出していて、ほかの人も何人かそこに集まってきていた。なんと、わたしが轢いたおばさんは友達が結婚する相手の母親で、そこで両親顔合わせが開催されるところだったのだ。ヤッベーーー!!友達の夫の母親轢いちゃった!!友達ゴメン!!てか器でかくね!?最高の友達!?!? となる夢。

 自動車事故系の夢よく見るなあ。会社に行ってやらねばならないことがいくつかあったので出勤する。そんなに人がいなかったので仕事がめちゃくちゃはかどり、つぎに作るものの企画書と構成をなんとなくつくり終えた。いつもこれくらいの人口密度ならここで作業していられるんだけどなあ、と思うがやっぱりだんだん人が増えてきたので定時になった瞬間帰る。追い詰められる=がんばっている、みたいな気持ちになってしまうのをやめるため、早く帰ったり適度にさぼったりするかわりに脳みその「計画的」をつかさどる部分に優先的にエネルギーを注ぎ込んでいる。それでもたぶんまだ追い詰められるけど、穏やかな気持ちでいいものをつくれるようにだんだんしていきたい。

 数日前からなぜかきゅうにやらなければならない気もちがおさまらなくなってしまったデコ電作りをするためセリアに寄る。ラインストーンシールみたいなのってちょっとはあるかなー、くらいの気持ちで行ったら、ここはまだ平成なのかと思うくらいめちゃくちゃ色々な種類があって、というか進化したものまであって(マステみたいになってるラインストーンとか)、めちゃくちゃ興奮してなるべくダサくかわいくなるような色の組み合わせで好きなだけ買い込んで帰る。こういうとき大人ってサイコーだなと思うね。

 帰ったら同居人がつくってくれていたごはんを食べ、大豆田とわ子を見てからデコ電作りをした。同居人はその間洗濯や洗い物をしてくれていたけど、手伝おうとすると「デコ電作りな」と言ってくれたので黙々とやる。「デコ電作りな」って言ってくれる同居人もサイコーだな。

 大人なので惜しむことなく躊躇なく好きなようにラインストーンを貼っていく。パズル的要素もありつつ、かわいくなるようにデザインを考える脳みそも使うし、何より作業中目に入ってくるものがぜんぶきらきらかわいいから、これはたいへんにいい趣味だなと思った。3時間弱で完成した。ちょーかわいい。またやる。

 遅くなってしまったのでへろへろになってベッドに入るが、脳みそフル稼働できらきら作業し続けていたからか、アドレナリンが出ていて全然寝られず暗闇を見つめていた。するとすでに寝ていた同居人がいきなり起き上がり、何かを探すような動きで、「見たかった波は!? 見たかった波は!?」と叫びはじめた。目をしっかり開けて、こっちを見て、わたしにも「見たかった波は!?」と聞いてきたけど、なんだろう、新しい波みたいなバラエティ見逃したのかな。夢だよ~、と寝かしつけ、わたしも寝る。

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