円高

米国の雇用統計や消費者物価指数などの経済指標の鈍化によりFRBによる金融引き締め緩和の見通しや米国10年債の金利低下を受け11月は日米とも株価上昇が続いた。12月に入り株価の割高感と米国の金融引き締めによる景気悪化懸念が悪い材料という見方になり株価は上値が重い。
そこにきて、植田日銀総裁のマイナス金利の早期解除に前向きとも取れる発言により、日米金利差縮小を見込んだドル売り円買いが進み一時141円につけるほどの急速な円高になる。これまで日本企業は想定為替レートより円安による恩恵を受けて業績を伸ばしてきたところ、危ぶまれる事態となり円安恩恵銘柄を中心に売られている。
円高は円安恩恵銘柄にとってねネガティヴであることが思い知らされた。

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