取材◆八尾③-2024/5/29
今日はクライアントと、LINOASの夏のビジュアルモチーフにさせていただく八尾市の「恩智神社」へ資料写真を撮りに行く日だ。
先方から「10:30近鉄八尾 出発で」と言われており、念の為30分前に到着するよう家を出る。睡眠リズムが乱れており朝4時近くまで寝付けず眠いが、寝過ごすといけないので眠らないよう気をつけて近鉄に乗った。
こまめにトイレへ行っておこうと近鉄 俊徳道駅のトイレに寄ったところ、全て和式でびっくりする。余談だが、自分は和式でもいいものの(かといって率先して入ることはない)、女子トイレは大勢並んでいても和式だけ空いていることが多く、敢えて入ると「和式に入った人」としてまわりに認識されるのが恥ずかしいので、無難に洋式に並ぶことにしている。
LINOASに到着。
早めに着いたので、まだクライアントは来ていなかった。一応メールで到着した旨連絡をし、前回洋服を買ったTe chichiでショッピングをしながら待つ。
ついでに地下のスーパーに降りて、梅酒用の梅が無いか見てみた。最寄りのスーパーに売っているものは、一人暮らしの自分にとっては量が多いのだ。予想通り、そこに梅はあった。しかも安い。取材終わりまで売れ残っていることを願いつつ、一旦館内の待ち合わせ場所へ移動した。
10:40 LINOASを出発。
直接のクライアントで今回ディレクションを担当していただいている「株式会社 ミライズ」の男性社員さん二人に車でご案内いただき、車で恩智神社へ向かった。
到着までにかなり急な坂を登ったからか、駐車場からは八尾の街が見渡せる。
駐車場から徒歩すぐの場所に、恩智神社の拝殿が見えた。平日でもそこそこの人が訪れている。参拝中の人がいる宗教施設でシャッター音を響かせるのは気は引けて、コソコソと急いで写真を撮った。
恩智神社ではうさぎと龍が神の御遣いとされていて、ちょうど干支の「卯/辰」にあたる今年は特に人気が高く、TV番組「マツコの知らない世界」でも紹介されたとのこと。
恩智神社は長く急な階段が特徴的な八尾市の神社で、夏には千年以上もの歴史をもつ「恩智まつり」が開催される。大きな布団太鼓と神輿を、はっぴを着た男性たちが背負い、階段から駆け降りるのだ。
取材当時は春だったので、事前に過去のYouTubeや写真を観てきたが、実際に階段を見るとかなり急で、歩いて降りるのも怖いほどだった。
階段の横に木の梯子みたいなものがあった。布団太鼓を下ろすとき、階段沿いに立つ人が足を掛けられるようにだろうか?
拝殿や階段を見て境内をぐるりとまわり、階段下の写真を撮る。この日は快晴で、木漏れ日がとても綺麗だった。
帰りの車内で、今後のスケジュールやビジュアルモチーフの確認をしながらLINOASへ戻る。
解散後、LINOAS 5Fにある無印良品で果実酒用の瓶を買い、地下のスーパーでさっき見ていた梅酒用の梅とリキュールを手に入れた。熟れた梅がセールになっていて、青梅以外でも漬けられるのか検索し、大丈夫そうだったのでそちらを購入。
LINOASの地下のスーパーでは梅酒に使う氷砂糖が1キロ単位でしか売っておらず、普通の砂糖で代用できないか検索する。どうやら微妙らしい。帰りに近鉄 八尾駅前のまるしげで氷砂糖を探すが、そこにもなかった。
一旦 氷砂糖は保留し、近鉄 八尾駅の高架下にある「八尾市観光案内所」へ。
入るとふわっと何かの匂いがした。
八尾に関するパンフレットを集めているうちに、「手作りふとん"紀の長"さんからのポプリです。お持ち帰りください」のコーナーを見つける。カゴにクマのポプリがぎゅっと詰まっていて、この香りだったのかと思った。
帰りはまた近鉄 八尾駅から電車に乗る。今日は絶対に乗り換え駅で降りたい。
ホームで普通電車を待っていると、大阪と名古屋を繋ぐ「特急ひのとり」が通過した。音が静かで風も少なく、上品だ。
念願かなって、今日は無事に一回で近鉄からJRに乗り換え、座ることができた。
まだ見ぬキービジュアルに思いを馳せつつ、眠りながら帰路につく。