自分が言いたい事を文章に出来ない

「自分が言いたい事を文章にするのが難しい」。

僕が何人かの方の文章を添削してみて感じた事の一つです。

「文章が苦手」になる原因には、他にも「恐怖心パターン」等、いくつかあります。中でも一番多いように感じるのが、この「言いたい事が文章に出来ない」です。

このパターンの人に「何が言いたいんですか？」と聞くと、たいてい、「ああだ、こうだ」と話してくれます。

話を聞いて、「ああ、そう言う事を言いたんなら、こうしたらどうですか？」と文章を直してあげています。

こうしたやり取りから3つの事が分かります。

１）このパターンの人は、言いたい事が明確にある。

２）話しているのを聞けば、言いたい事は理解出来る。

３）しかし、文章にすると伝わらない。

話せば伝わるのですから、「伝える能力」が欠如しているわけではありません。「伝えたい事」をうまく文章に出来ないだけです。

では、どうして文章に出来ないのでしょうか？

話せば伝わるのに、文章では伝わらないのはなぜか？、「話す」事と「書く」事の違いを考えてみたいと思います。