ガンも進化のうちかもしれない>お笑い聖書 創世記(0-8)
えー、冬になると、日本にやってくるガンは、ガンではなくて、ガンモドキって種類でして・・・
って、オデン食いながら、フェイクな寒いダジャレ飛ばしてた奴がいたんですが・・・
さて、まぁ、生物とは何かってことを考えていくと、「定義」が難しいわけでして・・・
フォン・ノイマンさんって情報科学者は、生物とは自己複製する機械であると仰られたそうですが、
これは、定義じゃなくて、アナロジー、つまり、もののたとえみたいなものです。
定義ってのは、三角形は、三つの辺と三つの角に囲まれた図形であるみたいなもののことを言うのでして、
ピタゴラスの定理は、三角形の性質であって、定義じゃないです。
まぁ、三角形は、コンビニのオニギリによく似てるぐらいの言い方が、アナロジーって奴でして、
コンビニのオニギリ、一生懸命観察しても、ピタゴラスの定理は証明できないわけでして・・・
もちろん、高倉健が薬師丸ひろ子をおぶって戦車から逃げ回る人間の証明もできませんし、
清水谷公園からホテルニューオータニ見上げて、ストローハットって言ったら、あいみょんがマリーゴールドの証明をするわけでもなく・・・♪
でまぁ、本当に生物は自己複製するのかって言うと、しないからこそ、ガンってのがあるわけでして・・・
まぁ、普通は、ガン細胞ってのができようとしても、体に免疫力があると、すぐに死んでしまう、
つまり、イリヤ・プリゴジンさんが言うところの散逸構造の虚数解になっちゃうので、
ガンとして生長できない・・・
それが実数解として生き延びると、ガンとして生長していく、
つまり、虚数解になるか、実数解になるかは別にして、細胞が自己複製しないで、別のものを作ってしまう・・・
まぁ、散逸構造ってものが、エネルギーなり物質なりが流れ込んでは出ていく、渦巻きみたいなものだとして、
その渦巻きの一種が生命体なんですが、
渦巻きが絶対に同じ渦巻きを再生産するかって言うと、それはかなり疑わしい・・・
ですから、いわゆるひとつの進化についても、
散逸構造論的に見れば、元の渦巻きから別の形の渦巻きが生まれてきたってだけの事でして・・・
えー、まぁ、適者生存とか、生存競争とか関係ないわけです。
第一、前回、述べましたように、光合成で酸素を作ったのはいいけれども、酸素って、けっこう生命体には有害な方向に走りやすく、その酸素を使って、呼吸しちゃおうって方向に生物が変わったことで、光合成+酸素呼吸してる生物達と、酸素ガス20.8%って今の地球の大気ってので、地球生態系が保たれる形になってきた・・・
つまり、生物の側の変化と環境の側の変化は相互作用しながら起きてるんで、
生物と環境一体となった生息環境自体が変化している、
それを生物の側の変化に注目した時にエボリューションって言うわけでして、
そのエボリューションの訳語が「進化」でして。
だから、進化が進歩か適者生存か生存競争に勝ち残るのか、渡辺美里やモーニング娘。が歌ってる通りなのか、
そこは分からないわけです。
それから、光合成を始めたはいいけれども、まだ生物が酸素呼吸って技を開発していない時には、
酸素から生じたラジカルが、生物の存在を脅かすこともあったわけでして、中には絶滅しちゃった微生物さんもいらしたかもしれない、
そうなると、「進化」ってのは、自分の生息環境を破壊する場合もあるわけで、
その場合には、その生物は、中長期的には「虚数解」になっていく・・・・
ってのを「ガン」と比較してみますと、
まぁ、ガン細胞自体は、元の体細胞から生まれてくる、
ただ、まぁ、ガンが進行して、母体の方が生存できなくなると、ガン細胞の方も養分が取れなくなって、「虚数解」になるわけですが、
そうなるまでには、ガン細胞からなるガン組織の方は、ガン組織の方で「実数解」として存在している、
まぁ、散逸構造なんてのは、人の寿命は120年を超えないように神様が決めたんだが、天人五衰までは160万年だってのと同じで、
その散逸構造には、いつか終わりが来る、ただ、その終わりとやらが1秒なのか、120年なのか、160万年なのか、50億年なのか
だから、ガンも進化の一種なんだって
頑として主張することも断然アリなわけです(爆)
でまぁ、仮にガンを治療して寛解に至ったとしても、
いつかは別の理由で「自分」って散逸構造は虚数解になる・・・
つまり、「自分」はいつか死ぬ・・・
この「自分」って奴はなんなのか?
果てしなく、時間だか、生命だかにつきまして、
これまで8回に渡って、論じてきまして、
いつになったら、お笑い聖書の本題に入るのか、
虚数解どころか、発散してしまうんじゃないか、
この連載は、タンジェントなのか、制限はないのか(爆)
(このダジャレの意味が分かった人は、数学オタクです(苦笑)
って心配していらしたそこのあなた、
ようやく、なんか、自分がいつか死ぬってあたりで、聖書のお話らしいことが聞ける予感がしてきませんでしょうか。
まぁ、その辺のところをお話するにつきまして、
次回あたりから、今度は、仏教のお話を・・・(爆)