半農半Uberはお得か(その1)
半農半X生活に踏み出した人のご相談で
けっこうよく出てくるのが、「農」の部分と「X」部分のバランス問題です。
「農」の側でも、直売なり、農業体験なり、菜園教室なりでお金を稼ぐと言うことになると、
小額でも報酬をもらうなら、
それなりに責任を持たなくてはなりません。
仮にボランティア活動だったとしても、
継続していこうとするなら、
例えば、菜園教室に来る人達に、「毎週、日曜日10時からは必ず菜園にいるね」
のような約束は守らなくてはならないでしょう。
他方、そういう事だけ、
つまり、農業活動、菜園活動だけをしていても、生活はしていけない、
やっぱり日銭は必要、
そこで登場してくるのが、「農」と「X」のバランス問題なわけです。
半農半Xをすると言うことは、
「農」と「X」の二重生活になります。
これは半農半Xに限りませんが、
例えば、サラリーマンで副業や週末起業をするとか、
何らかの二重生活は、
これを仮に半A半Bとするなら、
AとBの比率が、どちらか一方に偏っている場合は、
非常に楽です。
半農半Xの場合なら、
Xの方で99%のお金を稼いでいて、
農の方は、週末ちょっとボランティア活動でやっている程度
と言う場合、
お金を稼いでいる「X」の方に全力投球していればよく、
「農」の方は、休日の気分転換、
一種のレジャーと思っていればいいわけです。
反対に、ほぼ「農」の方で稼げば生活できると言う状態で、
もうちょっとお金がほしいから
アルバイトもしてみようと言う場合、
アルバイトの方は、
ちょこっと空いている時間にやればよく、
「農」の方に支障が出るようなら、
いつでも辞めてしまえると言う気楽な気持ちでいられます。
しかし、「農」の方もそれなりにお客さんがついていて、
責任を持たなくてはならない、
しかし、「農」以外の「X」の方も
ある程度やらないと、
生活していけない、
まあ、週3~4回づつパート勤務しながら、
菜園活動もしているような状態
こういう状態が大変で、
パートをしている会社の方で、
ちょっと忙しいから残業してほしい、
休日にも出てきてほしい
と言われ、
しかし、それやっちゃうと、農の方に支障が出る、
一方、農の方も今週は植え付け忙しいんだよな、
草取りもしなくちゃいけないし、
って、今週だけパート休みたい
って言うと、
そんなこと言うなら辞めてくれ
になってしまう。
つまり、「農」と「X」の両方を
きちんとこなさないといけない状態の時が
両者のバランスに気を遣わざるえないシンドイ時なわけです。
解決策としては、半農半Xを進めるために、
時間に融通がきいて、しかも、それなりに稼げる仕事、
を選ぶ必要が出てきます。
では、そういう仕事は何があるのか?
「二重生活のノウハウ論」を取り上げていきたいと思います。