子ども達が参加して菜園を作る「リアル菜園ゲーム」
菜園起業大学の野菜栽培基礎講習にしろ、見沼菜園クラブの菜園教室にしろ、「ご家族同伴無料」を掲げています。
このため、お子様連れの方も多くいらっしゃいます。
菜園にやってきた子どもたちは親なり大人なりがする農作業を手伝うかと言うと必ずしもしない、
虫を追いかけたり、穴を掘ったり、お花を摘んだり…支柱を持ち出してきて堆肥の山に向かって突撃し「ゴレンジャーごっこ」をしていた子どももいます…
こういう子どもたちの行動に対して、僕の考えは「農作業をしなくていい」、「遊んでいていい」と言うのとは違うのです。
「農作業をしなくていい」、「遊んでいていい」と言うのは、論理的に言うと「本来は農作業をすべきだが、しないで遊んでいてもよい」、つまり、農作業をする事が「上」でしないことが「下」と言う「階層性」を持った考えです。
僕は、この種の「階層性」は持つべきでないと思っています。
遊んでいる子どもも時々、親や大人のところにきて「手伝う」と言い出すこともあります。
そう言う時に「じゃあ、お野菜のお布団かけてあげるから、お布団が飛ばないように土をかけてあげて」とかって言って、移植ゴテを渡して、シートの裾に土をかけてもらったりするわけです。
子どもは菜園で「農作業もするし、遊びもする」であって、「農作業」と「遊び」の間に「階層性」はないと言うのが、僕の考えです。
でまあ、そのお手伝いをすると言う時に、今回は、水路際にミョウガと他の草が混在している場所の草を取ってもらいました。
常連会員の「オジサン」が、一緒に草を取ろうと言って、草取りをしてミョウガだけがある状態にしてもらったわけです。
ミョウガが繁茂してくると、株元には日の光が射さず、草が生えにくくなります。
水路際にミョウガやフキ、セリ等を植えて、雑草が生えにくくする、ついでに「食べられるもの」を育てると言うのが「たんぽぽ農法」の基本技術の一つです。
そして、こういう「雑草が生えず食べられるものが育つ水路際」を作ると言う場合、大変だ、大変だと言いながら草取りをするのではなく、子どもが興味を持ってきた場合に、じゃあ、一緒にやろうと言って楽しみながらやる、
こうして、「雑草が生えず食べられるものが育つ水路際づくり」が「ゲーム」となっていく
だから、たんぽぽ農法とリアル菜園ゲームはセットなのです。
日々の2週間予報は、日を追うごとに「雨が降る日」の数が減っています。何日か前は4/30以降、2-3日しかないと言う予報でした。
現在は、5/5頃までは降らない、5/6-5/9の連休末~連休明けにかけて雨が降る日があり、その後は、また降らない日が続くが5/12には降るとなっています。
こうなってくると、いわゆる梅雨の走り…5月中下旬頃からの「ぐずつくお天気」が続く状態…そして、梅雨本番をどう考えたらいいのかを改めて考え直す必要があるかなと思います。
ここ何年かの6月前後のお天気について考えてみると、確かに雨や曇りの日が多かったりする時季はある、そこを「梅雨」と言ってもよいかもしれない、
しかし、あまり雨が降らない時季が続いて「空梅雨」だと言われたり、梅雨のシトシト雨が続くと言うよりは、いきなり集中豪雨的に土砂降りになったりする、そう言う事が多かったのではと思います。
「梅雨」と呼べない状態と言うか、「梅雨」の変質とでも呼ぶべき状態になっているのではないか、ちょっと、そんな気がしています。
見沼菜園クラブではアスパラガスやエンドウが実りはじめました。セロリ、サニーレタスの植付け、ツルナ、トウモロコシの種まきをしなければいけません。
フダンソウ、インゲン、四角豆の種まきもしたいですし、サツマイモの植付けもしないといけません。
5月も相変わらず忙しいです。