オオバコ・リビングマルチ化の可能性
見沼菜園クラブたんぽぽ農園の前の土の道にオオバコが生えているのを見かけたのが3年ぐらい前です。
その後、草とりに際して、オオバコを取らないようにする、オオバコの周りの草を取るようにする・・・とやっているうちに、たんぽぽ農園、麦茶とお堀農園とも、畑と道の際のあたりにオオバコが増えてきました。
少しづつ、畑の中にもオオバコが侵入しつつあります。
オオバコは、多年草で踏みつけに強い、夏枯れしない、通年ロゼッタ型である等、「リビングマルチ」用植物として考えてみると、かなり優れた特色を持っています。
「ロゼッタ型」と言うのは、ホウレン草や小松菜のように茎が伸びず、地面に丸く円盤状に育つ植物の姿の事です。
実はホウレン草や小松菜は、しばらくすると「トウ立ち」と言って茎が長く伸び、花芽をつけるようになります。
こういうのは、「ニセロゼッタ」とか「部分ロゼッタ」と呼ばれます。タンポポは花が咲くだけで茎は長く伸びません。
タンポポのようなものが本当の「ロゼッタ型植物」です。
ロゼッタ型植物は背丈が高くならないので、野菜の生育を妨害しません。
ですから、タンポポのようなロゼッタ型植物が増やして地面を覆い、他の雑草の繁茂を防ぐと言うのは、発想としては正しいと思います。
ただ、タンポポは、周りに夏草が茂ると「夏枯れ」してしまいます。
今年は夏草の茂り方を、今までの年より抑制できているので、見沼菜園クラブ夏枯れしないタンポポをけっこう見かけます。
しかし、他の夏草に負けて夏枯れしやすいので、タンポポを増やして夏草を抑制するために使うのは難しいと思います。
この点、オオバコは夏枯れしません。実際、オオバコが密集して生えていると他の夏草が生える余地がなくなります。
また「踏みつけ」に強いので、野菜の畝と畝の間、「通路部分」に生やしておくのに向いていると思われます。
ただ、オオバコは「増殖速度」が遅いようです。
オオバコが爆発的に増えていって、他の雑草が生えない「オオバコ畑」のような状態は一気にできないようです。
この点がオオバコ・リビングマルチ法の難点だと思います。
いずれにしても畑での各種植物の生態観察は、「たんぽぽ農法」にとって大切です。
2週間予報は、今日以降、雨が降らない日は3日程度、あまりの超猛暑は当面なく、7月下旬は、平年値より2℃-3℃高めの最高気温の日が続くとしています。
7月いっぱいの予想が出ました。8月も当面この傾向が続くとすると、それなりに暑いが、意外と涼しい8月になるかもしれません。
五枚目の数字づくり、本日のお題は、「1」、「5」、「10」、「11」を使って、「12」を造るです。
頭の中で考えていないで、実際にポーカーチップを積んだり、並べたりしてやってみましょう。