小説めし再開
趣味の一つに、読んだ小説に出てくる料理を作ってみるというのがある。
いつから、何がきっかけだったのか考えてみた。
多分、小学生の頃、こまったさんシリーズを読んで作ったのが最初の気がする。
我が家は農家で、明治生まれの曽祖母と大正生まれ祖母と一緒に暮らしていた。母は外へ仕事に行ったり家の農業手伝ったりで忙しかったので、曽祖母が夕ご飯をよく作ってくれていた。煮物や漬物が殆どで、横文字のメニューはカレーとシチューくらい。おしゃれな名前のものが食べたかった。
そんな時に学校の図書室で読んだ『こまったさんシリーズ』作り方や材料が書いてあるから、自分でも作れるかも…と思い、挑戦したのが初めてだったと思う。
ボンゴレだったかなぁ…
パスタとアサリを買ってもらい、大蒜と唐辛子は家にあった。オリーブオイルは買ってもらえずにサラダ油で作った記憶が…。
正解の味はわからなかったけど、美味しく感じてとても楽しかった。
本当だったらレシピ本を買えば良かったのですが、そんな余裕はなく、学校で借りた本に出てくる料理(作り方が作中で簡単に説明してあるもの)を時々作ってみるようになった。
その頃は時々作る程度
一人暮らしをして献立に困った時、ああ、あの小説のあの料理作ってみるかと思うことが多くなり、いつの間にやら美味しいご飯が出てくる小説を探して読むようになっていた。
一時、食材費がかかってしまうので自粛していたのですが、ここ最近、また復活!
手間暇をかけることに魅力を感じ始めているので、今までは簡単なものが多かったけど、これからはじっくり時間をかける料理も挑戦する予定。