2020年 春のバルカン旅行① 準備/出発編
注意:この記事は特記のない限り2020年2~3月時点の情報です。新型コロナウイルスの流行により、この記事の情報から大きく変化している可能性があります。最新の情報はご自身でお調べください。
1.きっかけ
時は2020年の1月。元々はこの春休みの期間は船で上海に渡り、そこから陸路で中国や東南アジアへ行く予定であった。しかし、新型コロナウイルスの流行で中国への渡航が不可能となり、計画していた旅程が崩壊してしまった。当初はベトナムやミャンマーを追加で訪問すればよいかと考えていた。
しかし、私の母親の
「せっかくならヨーロッパにでも行けば?」
という一言があり、元々興味のあったバルカン半島について調べていくと、、、
(※これらの写真は渡航時に撮影したもの)
何と素晴らしい景色!!!!!!(2枚ほど異質な写真が挟まってますが)
元々ユーゴの歴史にも興味があり、またいつかはバルカン半島にも...と軽く考えていたが、ここまで素晴らしいとは思っていなかった。
「いいじゃん!バルカン半島に行こう!」
ということで他の様々な条件を考慮した結果、バルカン半島を軸としてドイツやトルコ、イギリスへ行くことにした。
2.ルート選択
次に考えるのはルート選定である。最初に考えたのはトルコ→ヨーロッパか、ヨーロッパ→トルコのどちらのルートを選択するかである。本心としてはトルコから船でヨーロッパ入りし、そこからバルカン半島を北上しヨーロッパへ...としたかったのだが、物価の上がり方や航空券を考慮し、最終的にはドイツ:フランクフルト→バルカン半島→トルコ:イスタンブールとした。この選択が後々吉と出ることになるが、この時はまだ知る由もない。
次は細かいルート構成である。結論を言えばフランクフルトやケルン・ヴッパタールを訪問したのちに、フランクフルトに戻り、そこからECに12時間揺られてクロアチアの首都ザグレブへ。そしてサラエボ、アドリア海沿岸の諸都市を巡り、モンテネグロから景色が良いとされるバール鉄道でベオグラードへ。そこから東へ進んで、ブルガリアの首都ソフィアに立ち寄り、最終的にイスタンブールを目指し、ロンドンを経由して帰国するルートを計画した。
期間は2月15日から3月14日の29日間。ほぼ1か月の長旅である。
↑実際のルート
3.忍び寄る新型コロナウイルス
しかし、2月以降日本においても新型コロナウイルスの感染が徐々に拡大。加えて感染拡大国からの入国拒否や隔離、アジア人差別など様々な情報が連日飛び込み、不安要素が少しづつ膨れ上がってきた。
ただし一つ付け加えると、この時(2月上旬~中旬)はまだ極東の騒ぎといった感じで、欧米ではまだ平穏を保ってもっていた(強いて上げるならアジア人差別くらい)。欧州で最初に感染が拡大したイタリアもこの時はまだ平穏を保っていた。なので日本出国14日間という数字も気にしながら最後の旅程調整や荷造りをしていた。
4.出発
2020年2月15日。いよいよその日がやってきた。パンパンのザックを背負い、リュックサックを前に抱え、セキュリティポーチを身に着けて(普段乗る機会が少ない)京成電車に乗り込み成田空港へ。
空港第二ビルで下車し、そのままチェックインと荷物を預け手荷物検査場へ。電光掲示板を見ても、当時(2020/2/15)はまだ中国方面の路線に欠航がみられるだけで、まだ多くの人が行きかい活気があった。ただし、一点これまでと異なるのはマスクの着用率だ。職員はほぼ全員、旅客も概ね7~8割の方はマスクを着用していた。
↓この光景が見られない日が来るなど想像もしていなかった。
ということで手続きをすべて終え、フランクフルト行JL407便に搭乗。改札を通り抜けた瞬間にいよいよ旅立つのだなという高揚感と新型コロナウイルスに関する不安が同時におそってきた。こうして29日間のバルカン旅行が始まった。
次回:初めてのヨーロッパ!ドイツ・フランクフルト編
今更ですが書きました。ぜひ見ていってください。
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