走ること

最近ランニングにはまっている。5キロとかをランニングマシーンの上で走る分には、ご飯がおいしくなるくらいのご褒美しかないが、今日はハーフマラソンだった。サブ90という記録に挑戦したが惜敗した。
走って7キロぐらいのときに、いつも通り自問自答が始まった。なんで俺は走ってるんだろうか。今すぐ帰ろうか。完全に脳に酸素が渡ってないのがわかるのに暗く考えてしまうのだ。
そうはいっても帰らずなんとか14キロぐらいまでくると今度は、いわゆるランナーズハイがきた。足取りが急に軽くなり、世界の中心に自分がいて主人公になった10分だった。これが気持ちよくてまたハーフを走りたいと思ったのだ。マラソンは人生であるなんていうことは言うつもりはないが、たまらない瞬間だった。
足裏の水膨れが治ったら、サブ90に向けて出直してくる。

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