成田空港 車でGO
今度は成田空港までドライブ。しかもひとりで。急激な成長ぶりである。最初の頃は免許を取って運転しているというだけでほめてくれた夫も、最近では何も言ってくれないので、自分で自分をほめることにする。素晴らしい。
次男が夏休みを利用して海外に短期のホームステイに行っており、帰国の日に車で迎えに行くことにした。長時間エコノミークラスに乗り続けてくたくただろうし、荷物も大きいので、と理由をつけて、自分の挑戦の機会とさせてもらおうというわけだ。
しかし羽田のときと緊張度がまったく違う。自分のフライトという時間の制約があった前回とは事情が違うということを差し引いても、まったく初めてのルート、ひとりきりの運転でも割と落ち着いていられたのは、運転に自信がついてきたということだろう。
ナビを頼りに順調に空港に到着したが、さすがに夏休みで駐車場がいっぱいだったため、しばらく列に並んでやっと停めることができた。混んでいる駐車場内で空きを見つけたら後ろの車を待たせて入れるしかないのが一番焦った。案の定1回ではスペースにぜんぜん入らず、やり直し。まあいい。こんなときのための初心者マークである。
カフェで持ってきた本を読んだりして時間をつぶし、次男と落ち合おう、と思っていたら、なんと仕事に行ったはずの夫が気をもんでいてもたってもいられなかったらしく、スカイライナーで空港に来ていた…。
夫は若い頃バックパッカーだったので、成田はやはり血が騒ぐらしい。このままどこかに行きたいなあ、だの、(2週間前にも見送りで来ているので)こんだけ来てるとちょっと飽きるなあだの、適当なことを抜かしながら大幅に遅れた飛行機を待っていた。
無事次男をピックアップし、帰りは3人で夜の高速を走って帰宅。途中首都高で必死にハンドルを握っている横で、夫がカーナビをいじってラジオや曲を頻繁に変えるのにはちょっといらっとした。低い声で「気が散る」と言ったら、「あっ」という感じですぐやめてくれたけど。ほんと首都高は怖い。
次男は向こうで得難い経験をたくさんしてきたようで、円安・インフレの中思い切って送り出してよかったと思う。この経験をどう生かすかは本人次第。私の高校時代にはとても考えられなかったことで、ちょっとうらやましい。