サイカニア

いろんなことを怖がって生きてきたが、40代なかばをすぎて、やりたいことをできるだけやる、と変化した。写真と、猫が好き。サイカニアSaichaniaは、よろい竜の一種で、モンゴル語で美しいものを意味するそうです。

サイカニア

いろんなことを怖がって生きてきたが、40代なかばをすぎて、やりたいことをできるだけやる、と変化した。写真と、猫が好き。サイカニアSaichaniaは、よろい竜の一種で、モンゴル語で美しいものを意味するそうです。

最近の記事

はじめての佐賀 玄界灘の猫島へ①

もうずいぶん前のことのように思えるが、9月の旅ははじめての佐賀へ。できるだけいろんな空港を利用してみたく、佐賀空港の往復を予約したが、直後から、もしかすると福岡空港を利用したほうがアクセスはよいかもしれないという気が、ものすごくしていた。実際行ってみて、場所にもよるのだろうが、たぶん福岡空港のほうが楽ですはい。 今回の旅のテーマも猫島。地図で言うと福岡と長崎に挟まれた佐賀の北端、玄界灘にうかぶ島・加唐島。佐賀空港は反対側、有明海に面しているので、ずどーんと佐賀県を突っ切って

    • 運転の目的地

      47歳まで、運転せずに暮らしてきたから、もうすっかり運転しない前提の生活様式が定着しているのである。いろんなところに行けるようになりたいと思って免許を取ったけれど、その様式は簡単には変わらないのである。休みの日のお出かけは電車で行けるところ、と決まっていたから、急に車という選択肢が現れても、駅のない場所に行くという感覚がどうも、つかみどころがない感じなのである。 だから、運転するために、無理やり目的地をひねり出すことになる。行きたいところに行くというより、行けそうなところを

      • 夕暮れ ねこ散歩

        お休みの日、朝から出かけて歩き回った帰り、久しぶりに気が向いて温泉銭湯に寄り道。すっかり夕方になってしまった。 住宅街を歩いていると、路地のあちこちで猫に出くわす。話しかけたり写真を撮ったりして、もういい加減帰ろうと思うのだが、また猫に会ってしまう。リュックからカメラを出したりしまったり忙しい(それを世間ではヒマというのだが)。 猫がのんびり横切ったり、緩み切って寝そべっているような、すき間の多いまちが好きだ。猫を探してうろうろしていると、時間を忘れて気がつくとへとへとに

        • ザワークラウトの話

          ザワークラウトを作ってみた。見た目が立派なソーセージを買ったので、気分をあげるために付け合わせが欲しくなったのが理由だ。作るのは二度目なのだが、はじめて作ったとき、なんだか妙なことになって、ちょっと怖かったので、また作ろうと思うまで数年時間が空いた。 作り方は簡単で、キャベツを細く切って、重さに対して2%の塩をまぶし、繊維をつぶすように揉んだら保存容器に入れて重しをして常温に置くだけだという。乳酸発酵して酸味が出たら出来上がり。以前もこんなに簡単な作り方だったろうか。覚えて

          夏休み最終日、おつかれ温泉。

          8月の半ばすぎに新潟に車で帰省したあたりから、気圧の影響か、はたまた更年期のせいか、めまいが続いて何もやる気が起きず、いろいろ滞っていた。夏の疲れもあるのだろうと無理せずおとなしくやり過ごす。無理は禁物のお年頃である。 出かけたい気持ちもあったが、明日からのお弁当や食事の仕込みをしたりなどして、一日が終わってしまった。今日焼いたベーグルはとてもうまくできたし、やろうと思っていたタスクは終わらせたので罪悪感はなかったが、夏休み最後の夜はちょっとごほうび的なことがしたくなって、

          夏休み最終日、おつかれ温泉。

          成田空港 車でGO

          今度は成田空港までドライブ。しかもひとりで。急激な成長ぶりである。最初の頃は免許を取って運転しているというだけでほめてくれた夫も、最近では何も言ってくれないので、自分で自分をほめることにする。素晴らしい。 次男が夏休みを利用して海外に短期のホームステイに行っており、帰国の日に車で迎えに行くことにした。長時間エコノミークラスに乗り続けてくたくただろうし、荷物も大きいので、と理由をつけて、自分の挑戦の機会とさせてもらおうというわけだ。 しかし羽田のときと緊張度がまったく違う。

          成田空港 車でGO

          夏休みが過ぎていく

          8月は飛行機の予定を入れなかった。子どもの夏休み、夫の休暇もあるので何かと予定が入りがちだからだ。新潟に帰省する可能性もある。 思ったとおり、夫とふたりで夫の会社の保養施設を利用した旅行が入った。次男もカナダにホームステイに行くことになったので、成田まで送迎する。楽しみにしていたミュージカルもある。親友がアメリカから帰省していて、子どもたちと一緒にうちに滞在する。数年ぶりに夏祭りに合わせて帰省したかったが、それは次男の補習と日程が被ったので別の日になった。くそう。 自分の

          夏休みが過ぎていく

          慣れるということ

          田舎の70代の母が、最近親戚の家の手伝いに行くようになったのだという。高齢化する田舎の親戚づきあいの中では、70代前半はなんなら若手。 徒歩15分ほどの親戚の家まで行き、簡単な掃除や洗濯などをして帰ってくるのを、週に数回。 最初は疲れはててどうしようかと思ったけど、慣れた、と言っていた。 できなくなることばかり数えてしまう年代だから、つとめて前向きになれる言葉をかけたくて、 「みんな大した事じゃないように言うけど、慣れるって、体力とか能力が上がったってことだからねー、パワー

          慣れるということ

          車でGO! その後・痛恨の休肝日

          無事に帰って参りました ふだん羽田空港へは地下鉄→モノレールで向かうのだが、7月の島たびは早朝便のため我が家からは始発で行っても間に合わず、車での往復に初挑戦した。結果としては問題なく帰還。車往復の感想やメリットデメリットなどをねちねち考察していきます。 一番の感想は、とにかく楽! はじめてでかなりドキドキしたが、一度経験してしまえばなんということはない。というか、かなり楽、楽である!というのが一番の感想。 実は今回、いつもより荷物が多く、普段のバックパックに入りきらな

          車でGO! その後・痛恨の休肝日

          猫とからすと水牛とやもり② 竹富島

          竹富が本気を出す夕刻 竹富は夕方からが本番ですよ、と島の人が言う通り、最後の船が出た後は島が静かに穏やかになって、なんだか自分だけの特別な場所のように思える(完全に勘違いなのはわかっている)。散歩をする地元の方の姿もようやくちらほらと(昼間は本当に観光客しか出歩いていない)。日も傾いて涼しい風が吹き、黄金色の光に照らされてあらゆる眺めが一層神々しい。 浜へと向かって、うっすら不安になるほど人っこひとりいない道を自転車で進んでいくと、西日を浴びて輝く水牛が唐突に視界に入り驚

          猫とからすと水牛とやもり② 竹富島

          猫とからすと水牛とやもり① 竹富島

          猫に会うために島に渡るのは、何島めだろう? 2024年6月、猫好きな人には猫島としても知られる竹富島へ。 沖縄は交通の便がよいことよのう ANA SUPER VALUE TRANSITを利用して羽田→那覇→石垣と乗り継ぎ、石垣から八重山観光フェリーで約10分ちょっと。 通常、離島へは、空港から港への移動手段、船の便ともにかなり限られ、ひとつ乗り損ねると詰む、というタイトなスケジュールでひやひやすることも多いのだが、沖縄に限ってはその心配があまりないので、ずいぶん気が楽だ。

          猫とからすと水牛とやもり① 竹富島

          羽田空港 車でGO!

          まだまだ運転初心者の私。運転ができるようになったらもっともっと自由になって、行きたいところにどんどん行ける、と思っていたけれど、免許を取るだけではダメで、その次に自分の運転に自信を持つという一段階が必要なのだということがよくわかったこの2年。もうずいぶん慣れて、そつなくできるとわかっているのだが、いつもと違うことが起きたときの自分の判断に自信が持てなくて、だいたいいつもとなりに夫に乗ってもらっている。ひとりで出かけられてない…逆に不自由感が募る。 ホテル前泊の苦い思い出

          羽田空港 車でGO!

          1泊旅行も悪くない 竹富島にて

          6月は竹富島。 民宿のご主人に誘っていただいて、夕食後の散歩から戻った夜、テラスで泡盛をごちそうになった。はじめての「ゆんたく」だわ、と密かに興奮。  ほかの宿泊者の方たちは、ひとり旅の若い女性、成人した娘さんとお母さん、ご夫婦が数組。みなさん大人なだけあって、酒盛りというよりは和やかな語らいの場となった。ご主人もお話の面白い方で、それぞれの旅の話や、島の暮らしや祭りのことなど、とても興味深いお話をたくさん聞けた。一泊で東京にとんぼ返りするのは私だけで、みなさん長い旅程の最中

          1泊旅行も悪くない 竹富島にて

          旅の思い出に持ち帰るもの①ピンズ

          昔は旅のお土産はあんまり買わなかった気がする。 ただし例外はあって、ピンズ(ピンバッヂ)には昔から目がない。 ピンズが増えていくと、自分の体験が増えていくのが視覚的に確かめられるような感じがして、うれしい。だから単にかわいいとかおしゃれなものより、名所のイラストに筆文字の地名がどーん!みたいなべたなピンズのほうが、これは○○に行ったときのものだ、とひと目でわかってよい。あと自分にとって意味のあるイラストなら、どこのものか忘れないのでよし。上の写真でいうと、平和祈念像と軍艦島

          旅の思い出に持ち帰るもの①ピンズ

          プレミアムポイントが110P足りない

          算数はちゃんと勉強しましょう がんばって計算したんだけどな… 2024年SFC修行、9月のフライトで3万プレミアムポイントに到達するはずだったのだが、5月時点でなんか妙に少ないなと不安になり、改めて計算したら、予定ポイント数が 29,890P 110P…足りない。 びみょうすぎる。 最後を佐賀じゃなくて念のためもう一回沖縄にしとけばよかったのか。 このためにあと1回飛行機に乗らなきゃいけないんかい。 旅はいつでもうれしいけれど、110Pのために…と思うとちょっと悔しい。

          プレミアムポイントが110P足りない

          SFC修行を半分終えてふと立ち止まる

          2024年、ANAのSFC修行中。1年のちょうど半分あたりで、目指すポイント数の半分を越した。順調といえば順調だが、そもそも何のためにSFCを目指すのか、なんだかよくわからなくなってきて…。 月いち、一泊飛行機旅行を続けてきた なんだろな。 せっかく飛行機で旅に出るのが楽しくなってきたから、いっちょANAのSFC修行でもやってみるか、と勢いで始めたSFC修行だが、半分ほど終えたところで、なんだか迷いが…。 マイルをためてちまちまと特典航空券でひとり旅をしていた2023年

          SFC修行を半分終えてふと立ち止まる