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シャニマス馬券のすゝめ

ウマ娘流行ってますね。ウマ娘のアプリがリリースされてから競馬もずっと流行ってますよね。
ウマ娘の影響で競馬見るようになったオタクって結構いるんじゃないでしょうか。僕もその1人です。

そういえば、アサヒって馬とかコガネノソラって馬とかがいるんですけど、

ご存知ですか?

ちょっと地下馬道っぽい背景

説明

世界には、色んな名前の競走馬がいます。
中には、オレハマッテルゼ、モチのような珍名馬や、ネオユニヴァースのような実在する曲名を元ネタにした馬もいます。

ハシルウマという名前の競走馬はいそうでいないらしい

そこで、今回はアイドルマスターシャイニーカラーズ関連のワードを連想させるような名前の競走馬を紹介していこうと思います。
お近くの馬券販売所で応援馬券を買うだけで、当たり外れに関係なくお馬さんの応援グッズ兼アイドル関連グッズに様変わり。お値段なんと200円から。

筆者の知識量の問題で中央競馬に限定しますが、それでもまだ漏れがあると思いますので、その際はコメント欄などでご教示いただけると幸いです。

五十音順です。

簡単事前知識説明
・階級について
中央競馬のレースの格を雑に説明すると、
G1>G2>G3>リステッド>オープン(ここまでがオープン競争)>3勝クラス>2勝クラス>1勝クラス>新馬・未勝利
となります。3勝クラスを勝つなどして、一定額以上の収得賞金(ポイント)を貯めることができれば「オープン入り」となります。MLBで言うならAAA、大相撲で言うなら幕下が3勝クラスです(現在中央競馬に格下げはありませんが)。

・距離について
1000〜1500m  短距離
1600m              マイル
1700〜2400m  中距離
2500m〜   長距離
だいたいこんな認識で大丈夫です

現役馬

アサヒ

まずはアサヒ。オープン馬です。

新馬戦で後の皐月賞馬ジオグリフの2着、未勝利戦で後の菊花賞馬アスクビクターモアの2着、東スポ2歳Sでは後の世界1位イクイノックスの2着と、G1級の実力の持ち主と競ってきた2歳。

しかし、気性がなかなか難しく、出遅れや掛かりを頻発。

(スタートで綺麗に出遅れた2番がアサヒです)

クラシック出走も期待されていましたが結局叶わず、4歳の秋16戦目にしてオープン入り。今も自らの気性の悪さと戦いながら、マイル以下の距離を主戦場としています。

近走も相変わらずスタートは上手くいっていませんが、今年2月の洛陽Sは得意の直線一気がハマり3着を確保。過去のレース映像は全て上に貼ったnetkeibaさんのリンクから視聴可能なので、洛陽Sの差し脚だけでもぜひ見てほしい。

買ったのは筆者じゃなくて同行者

洛陽Sがパワーのいる馬場でハイペースだったことから、今のアサヒの得意な展開はタフな前傾戦だと推測できます。
ですが、得意不得意に限らず強烈な末脚を持つ出遅れ癖のある馬は、勝ち負け関係なく見ていて面白いもの。複勝を少量握って、出遅れるたびに「あ〜〜〜さ〜〜〜ひ〜〜〜!」と黛冬優子のマネをするのもまた一興でしょう。

次走はダービーデーの5月24日(日曜日)安土城S(京都芝1400m)を予定しているそうです。安土城Sは昨年のG1スプリンターズS優勝馬ママコチャや、芝1400の鬼として知られた重賞5勝馬ダイアトニックが勝ってステップアップしたレース。アサヒもこのチャンスを掴んで大きなタイトルに手が届いて欲しいです。

追記(2024/5/29)
安土城Sは惜しくも0.1秒差の5着でした!短距離戦としては異例のスローペースでしたが、ペースが落ちた地点でうまく先頭集団に取りつき、直線は一時先頭に立たんとする勢いでした。テンの遅さはこの際もう仕方ありませんが、一時期と比べるとかなりいい走りができています。

アマイ

競馬を通して応援できるのはアイドルだけではありません。天井社長と同名のアマイというお馬さん。現在2勝クラス。天井努は渋いおじさんですが、こちらはまだ4歳と若々しい牝馬。

直近のレース内容を見た感じだと、パワー馬場でのスロー逃げが得意なようです。好走しているのは福島、冬・春の中山、函館と上がりのかかる条件が多く、狙い所は結構はっきりしてそう。ダノンバラード産駒ですし、雨も歓迎でしょうか。開けちまうぞ、この穴。

ちなみにアマイの一つ上の兄はナナコロビヤオキという名前です。七転び八起き天井。

アレグロモデラート

お次はアレグロモデラート。Bloomy!の歌詞に登場するワードと同じ名前の5歳牝馬です。意味は音楽用語で「程よく快速に」。いい名前。

まだ3勝クラスですが、今年1月のG3愛知杯では4着に善戦。コースをぐるっと一周する右回り2000mでの粘り込みを得意としており、勝った能勢特別では長くいい脚を使えました。牝馬限定重賞でそのうち穴をこじ開けちゃうのでは…?と注目しています。スタートがやや安定しませんが、内が綺麗で前が止まりにくい馬場では買っていきたいですね。

次走は5月19日(日曜日)のパールステークス(京都芝2000m)を予定しているそうです。後述のコガネノソラと同日出走ですので、ぜひ彼女の勇姿も見守ってあげてください。めざせオープン入り。

追記(2024/5/19)
パールステークスは残念ながら8着でした。中団での追走になりましたが道中かかり気味で、終いうまく伸びきれませんでしたね。もしかすると内で囲まれるのを嫌うのかもしれません。

ゴーインマイウェイ

3歳馬ゴーインマイウェイ。愛依のソロ曲と同じ名前ですね。短距離馬です。

トーセンラー産駒らしく、洋芝などパワーが必要な馬場が大好物。2月の小倉開催で勝ち上がったあと、馬場が荒れやすい春新潟のゆきつばき賞でも11番人気ながら2着。主戦の菊沢一樹騎手が短距離大得意なのもプラス。
福島、札幌、函館、冬の小倉、春秋の新潟など、パワー優勢のローカル競馬場でどんどんキャリアを積み上げられるんじゃないかと思います。これからが楽しみですね。

それにしても和泉家って家族全員でスポーツの試合テレビ観戦してそうじゃないですか?競馬は毎年ダービーと有馬記念だけは見る家庭かも。野球は一家で西武ファン(愛依は周りの影響でなんとなくファンで昔から中村剛也が好き)、サッカーはお父さんが大宮サポ。どちらも今は苦境でお父さんのメンタルが心配になりますが…。

追記(2024/6/24)
ゴーイングマイウェイ号は、2024年6月23日函館12レースの競走中に急性心不全を発症し、死亡しました。ご冥福をお祈りいたします。

コガネノソラ

3連勝でG1・オークスに挑む期待の上がり馬コガネノソラです。

父は何かと話題になるゴールドシップ。コガネノソラもきれいな芦毛を受け継いでおり、レース中に見失いにくいのはありがたいですね。

前走スイートピーSは1分45秒6と、過去30年の同レースで最速のタイム。大逃げの馬がいて差し有利のハイペースになったとはいえ、3歳春の時点で東京芝1800mをこれだけのタイムで走破し、かつ上がり最速の末脚を見せたのは注目すべきです。強敵の多い世代ですが、オークスのみならず今後かなり面白い馬になると思います。
JRA公式映像のリンクを貼れないのでnetkeibaさんのページから飛んでいただくしかないのですが、強い内容だったのでぜひ見ていただきたいです。

オークスは、コガネノソラと同じ同じ父ゴールドシップ母父ロージズインメイのユーバーレーベンが勝利している舞台ですから、一層期待がかかりますね。3歳春の牝馬にとってオークスの2400mという距離は過酷で、ゴルシのスタミナはかなり頼りになります。

まだ馬券買ったことないけど競馬やってみたい!というプロデューサーさんは、初めての応援馬券にぜひ。

追記(2024/5/19)
オークスは残念ながら12着。レースラップはハイペースでしたが馬群基準で見れば実質スローからの切れ味比べで、持続戦の押し切りの方が得意そうな彼女は不得手な分野だったと思います。まだまだ出番はあるはず!

テラステラ

2勝クラスの4歳馬テラステラ。五つ座流星群に「Tera Stella」という歌詞があるので、シャニマス馬券判定。1400〜1600mを中心に使われています。

6th横浜の五つ座最高だった

そろそろ2勝クラスが勝ち上がれそうな雰囲気。矢作厩舎特有の短期間でレースに出まくって調子を上げる戦法との相性もよく、今年の3月末から約1ヶ月で4走して3着・7着・3着・2着。身体の丈夫さも伺えます。

父モーリスは晩成型の産駒が多く、矢作厩舎もパンサラッサのような晩成型の馬を得意とする厩舎。

今まで戦ってきた馬もルガルセオニホンピロキーフアサカラキングと重賞級のタフな相手が多いです。また、最近はG1ヴィクトリアマイルで単勝200倍超えの大穴を開けたテンハッピーローズなど、1400mを得意距離とする馬の躍進も目立ちます。ここからの覚醒に期待がかかる一頭。

ノットイナフ

SHHisのイベント「not enough」と同名の3歳馬ノットイナフ。ここに来て今回初のダート馬となります。

未勝利、1勝クラスと連勝したものの、オープンではまだ力がnot enoughな感じ。現時点でかなりズブい馬で、ユニコーンSでは幸騎手がどうにか動かそうと相当苦労している様子が見られました。

最後方の白帽がノットイナフ。3コーナー前で画面に抜かれた時点で幸さんの腕がめちゃくちゃ動いてますね。でも最後は大外からしっかり伸びてます。ズブ馬を動かす腕力がある和田騎手や幸騎手とは好相性かと。距離は伸びれば伸びるほどいいタイプかもしれません。阪神2000とか、遠征大丈夫なら東京2100とかは楽しみ。

まだまだ課題が多い馬ですが、3歳春は人間で言えば中高生。これからの成長に期待できる、応援しがいのある馬だと思います。次走は5月25日(土曜日)の鳳雛S予定。読み方わかんねえよ。

追記(2029/5/29)
鳳雛Sは残念ながら7着でした。上位の内容が飛び抜けている印象で、現時点ではまだ重賞級の馬には太刀打ちできないのかなと感じました。伸び代の大きさは確かですから、長い目で見守りたいですね。
ちなみに鳳雛は「ほうすう」と読み、「優れた人物になることが期待される子供」という意味らしいです。めちゃくちゃかっこいいじゃん。

メイショウナナクサ

メイショウ七草。彼女もダート馬で、現在4歳。父オルフェーヴル。

重馬場ダートの1200mで2勝。あとの6戦は全て馬券圏外と得意不得意が非常にわかりやすい馬。新潟での2勝目は見ていて気持ちのいい差し切り勝ちで、湿ったダートのスピード勝負ならかなりの力があるなあという印象です。芝も走れちゃったりするのだろうか。

オルフェーヴル産駒はダートで類まれなる成果を発揮しており、アメリカのG1・BCディスタフを勝利した牝馬マルシュロレーヌもオルフェ産駒。

さらにオルフェ産駒は適性が固まるまで時間がかかる晩成型が多く、メイショウナナクサも長い目で見る必要がありそうです。メイショウの馬主さんは所有馬をすぐ見切らずに高齢になってから勝たせることも多いので、ここから数年どうなるか楽しみですね。

というか今やオルフェもウマ娘にいるんですね。最近ウマのアプリ版を全然触ってないのもあってまだあまり実感がないです。タキオンの新衣装が来たので久々にログインしましたが、見事爆死して再引退。じゃあ貯ジュエルのためにこまめにログインしろ。

ちなみに母メイショウミチヅレ(すごい名前だ)の血統表が面白く、バブルガムフェロー、トウショウボーイの文字が。貴重な血統ですね。

モリノドリーム

短距離が得意な5歳牝馬。「モリノ」は冠名ですので、モリノドリーム以外にもモリノがつく馬はたくさんいます。今回はモリノさん唯一の中央オープン馬ということでモリノドリームを紹介します。

とんでもない勢いで出世してきた注目馬です。
3歳7月の札幌で8戦目にしてやっと未勝利を脱出。その後4戦3勝(唯一の負けは実力馬サトノレーヴの2着)で条件戦を勝ちあがり、初勝利から1年も経たないうちにオープン入りを果たしました。

G2セントウルSでは高速決着を前に久々の大敗を喫したものの、前走モルガナイトS2着、前々走カーバンクルS4着とモリノの馬主さん念願のオープン勝ち目前です。先行も差しもできる器用さが魅力で、中山、福島、札幌、函館のような立ち回りの上手さとパワーが求められる舞台では、場合によっては重賞にも手が届くのではないかと思います。

次走は6月22日(土曜日)青函Sを予定しているそうです。函館1200は久々ですがかなり得意にしていそうな条件で、ここでオープン戦初勝利を決めてくれれば夏の短距離重賞戦線、そして秋のスプリンターズSにも名乗りが上がるので頑張ってほしいですね。

追記(2024/6/24)
青函S勝利!!ペースが緩んで前残り展開になる中、6番手追走から外に持ち出してしっかりと前を捉え切った強い競馬でした。重賞でもチャンスがあると思いますし、直近だとキーンランドカップに出てきてくれれば狙いたいですね。
おめでとう!!


また、今回は詳細な紹介は割愛しますが、3歳牝馬にモリノレッドスターという1勝馬がいて、彼女も追いかけ甲斐がある馬だと思います。


番外編

現役馬以外からも少しだけ紹介。

コントレイル

グレフェサーがピクつく名前というだけで今回紹介。競馬でもコントレイルはめちゃくちゃ強かったんです。

でも僕はグレフェスやってないので強いらしいという情報しか知らない

競馬は引退後の名馬も応援できるのが醍醐味。好きな馬の子供も応援するというのが競馬ファンあるある。コントレイルはすでに種牡馬入りした2020年のクラシック三冠馬。4歳と比較的早めに引退したにも関わらずG1を5勝しています。

コントレイル産駒のデビューは2025年の夏以降となるのでまだまだ先の話ですが、ディープインパクトの後継種牡馬としてすでに期待がかかっています。

スルーセブンシーズ

こちらも引退済み。G1にこそ手が届きませんでしたが、圧倒的な末脚で宝塚記念2着・凱旋門賞4着と力を見せつけてきた女傑です。

直線向いて後方からイクイノックスを凌がんとする上がり最速の末脚でぶっ飛んできたのがスルーセブンシーズ。リアルタイムで見た時はどこからきたのかわかりませんでした。

昨年末に引退したばかりなのでまだ子供は産まれていませんが、これだけのポテンシャルを見せただけに子のデビューが待ち遠しいですね。


ここからはデビュー前の2歳馬を紹介。

シャイニーカラーズ

ど直球の名前です。なんならこの子が存在することをシャニマス人間たちに知らしめたくてこの記事書いたまである。

僕は出資していないので、出資者の方から漏れ聞こえてくる話しか知らないのですが、写真を見た感じ個人的にかなり好きな馬体。育成も順調に進んでいるそうで、このままいけば勝ち上がれるんじゃないかなと思います。

無事デビューできた時にはまたXなどで話題になるでしょう。今から楽しみで仕方がないですね。

フィドルファドル

摩美々のプロデュースSSRカードのタイトルと同じ名前の子を見つけたので紹介。

名門・ノーザンファームで生産され、名門・矢作厩舎に預託されている期待馬。それもそのはずで、母ヴィートマルシェは先ほど紹介した米G1馬・マルシュロレーヌをはじめとして、交流重賞2勝のバーデンヴァイラー、新潟2歳S2着・東スポ杯2着のアヴニールマルシェなど、活躍馬を多く出している名繁殖牝馬です。

キョウエイマーチ牝系はナミュール、トライアンフマーチなどG1でも好走できる馬を複数輩出していますし、もしPOG勢のシャニマスPがいらっしゃればぜひお勧めしたい1頭。

最後に

ここまで馬券の話ばかりしてきましたが、競馬はお金かけずにレース見るだけでも結構楽しいです。

毛色だったり、好きなコンテンツとのこじつけだったり、レースとあんまり関係ない要素で好きになった馬を追い続けるというのもアリです。馬自体もかわいくてかっこいい魅力的な動物ですからね。

所詮ギャンブルですが、されどスポーツ。この記事を機に競馬に興味を持った方が少しでもいらっしゃったら嬉しいです。

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