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六年ぶりの妊娠出産日記

この度六年ぶりに新しい家族を迎えることになった。
すでに臨月。低置胎盤で初めての帝王切開になるためあと11日で赤ちゃんに会える予定だ。

昨年夏の終わりに妊娠がわかった時には、出産する頃にはいい加減コロナも落ち着いているだろう、、とたかをくくっていたが、まさか緊急事態宣言中に出産になるとは。

検診を受けていた助産院は、家族の立ち会いが可能だったため選んだのだが、そこでは少しでもリスクのあるお産は取り扱えないため、提携先の総合病院に転院となり、帝王切開、面会も退院までなし、というコロナ禍をひしひしと実感する今回の妊娠。

上の2人の時は夫や上の子と一緒に検診に行ってエコーを見ることで成長を共有することができたけど、今回は検診の付き添い不可で一度もそれが叶わず、見せられるのは何がなんだかよくわからないエコー写真のみ。
私ひとりで妊娠、出産に向き合っているようななんとも言えない淋しさがあった。

3人目、ということで夫の関心の薄さもあからさまで、先日ついに夫にキレてしまった。

今まで上の2人がトラブルなく安産だったから今回も大丈夫だろうと甘く見ているのがバレバレであること、低置胎盤や帝王切開について少し勉強してほしいと情報提供しても時間がないと、この期に及んでも見ていないこと、などなど思いの丈をぶちまけた。

3人目だから余裕だね、というようなことを言われることも多いが、妊娠経過に関しては高齢出産ということで身体の衰えをひしひしと実感している。
不安やだるさ、小さなトラブルはかつての妊娠時と比べて明らかに多く、マスクをすると酸欠になるため出かけることも最小限、引きこもりがちな今回の妊婦生活だった。

鬱々とする日々でいちばん助けられたのは子どもたちの存在。
息子が自作の母子手帳を作ってくれたり、娘は独学のひらがなで一生懸命手紙を書いてくれたり。

一人だと散歩に出かけるのも億劫だけど、子どもたちにせがまれ外に出ると気持ちも晴れる。

娘もあっという間に自転車に乗れるようになった。

まだまだ公道を走らせるのは危なっかしいけど、来年は小学生。どんどん行動範囲が広がっていくんだろうな。

産休明けの時期から徐々に仕事を再開する予定でいるため、お腹の子は来年の今ごろは保育園に入っているだろうか。
3歳児神話とかは全く信じてないけど、子どもの育つ環境やそこにいる人はめちゃくちゃ大切と感じるため、近くに安心してお願いできる保育園が少ないのが悩むところ。

六年ぶりの新生児育児。
離乳食のすすめ方やら沐浴後の保湿やら、以前とは変わっていることもあるようで、助産師ひさこさんのユーチューブを見ながら情報をアップデートしている。

調べてみると、東京都からもらえる10万円の子育てクーポンのサイトができていた。https://akachan-first.harmonick.co.jp/

ニュースになってからずっと詳細がつかめなかったため本当にもらえるのか?と疑っていたけど、サイトを見るとかなり充実していてありがたい。

今回はつわりとマスクをしての保育があまりにしんどく早々に仕事を辞めてしまったことに加え、トラブルのため検診の回数も、検査項目も多く、妊娠、出産って、子育てって、本当に金銭的負担が大きく、贅沢なことだと感じた。
検診費用が払えなくて飛び込み出産、自宅出産となってしまうお母さんがいるのも頷ける。
少子化対策を考えるなら全ての検診費用、特別豪華でない出産費用は無料であってほしい。

雨の祝日。今日は家族総出で鯉のぼりを出し、ベビーベッドを設置した。
ベビー用品はほとんど手放してしまったけど、ベビーベッドは3人の友人の子どもたちに貸し出し帰ってきたタイミングだったり、ベビーカーやバウンサー、衣類なども必要なものはいつの間にか集まってきた。

これからの時代、3人の子を育てていくのは大変だと思うけど「赤ちゃんは自分の食い扶持を持って生まれてくる」という言葉を信じてがんばろう。




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