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平々たることが幸

 能登半島地震により被災されました皆様に心からお見舞い申し上げます。

私は金沢市に在住ですが、今まで経験したことのない長く大きな揺れに
とてつもない恐怖感に襲われました。
実家は県外。頼れる人が傍にいない、母子2人家庭では、子供を守れるのは私だけ。次々とやってくる選択の数々に、何が正しく、最善か。すべての判断が私にかかっているプレッシャーに負けてはいられない。
今もなお続く、余震におびえながらも、
出来る限りネガティブにならないような心持で生活しています。

 能登にお住いの多くの方々が避難生活を強いられている中、
こうして、被害の少ない場所で食事・入浴などの当たり前の生活が
出来ていることが、とてもありがたいことだということが、身に染みてわかりました。
難事なく平凡な日常が幸せであるということ。

今回の震災の体験を通して自分の中に大きな問いを投げかけられました。
これから、どう考えどう生きていくべきか・・・。

今の自分に何ができるだろうか。
金沢から、被災地にいる家族や親せき・知人を迎えに行く人に
僅かながら、まずは支援物資を託しました。
これから多くの人たちの力で復興に向けていく中で、
自分が微力ながらもその力の中にどう加わっていけるかを
これからも考え行動していこうと思います。


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