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#4 プロメテウスの火
この曲は今回のアルバムで2.3番目に古い曲ですね。
20歳くらいの時に初めて宅録(自宅録音)環境を整えて実験的に作った曲です。
作成当時、シンガーソングライターとして活動していましたので、シンガーソングライターがいきなり一人でパンクやり出したもんだからみんな頭いっぱいの?だったでしょう。
ちなみに#4.#5.#6と古い曲が続きます。
テーマは【命】
そもそもプロメテウスの火を雑に説明すると、強すぎて人には扱いきれない火、という主に科学分野で使われる暗喩です。
そして今回の歌詞でそれが指すものは人です。
人は実際に火を発生させながら生きている訳ではないですが、人が何かをすると事あるごとに燃やすという表現がされます。例えば『脂肪を燃やす』とか。某漫画では『燃え尽きた』と表現されます。
この歌詞の主人公は痛みを終わらせる為、『命を燃やせ』と焚きつけます。
なにかと戦う誰かに向けて、俺も戦っているぞ、一緒に戦おうな、というメッセージを込めました。
冒頭にも書いたように、宅録環境が整って初めて作った曲がこの曲です。
とりあえずなんか作ってみるかーと、ライブで弾き語りをやることは度外視して作り始めました。
作り方としてはインストと同じですね。
一個一個組み立てていってを繰り返す。
今と違うのは、とにかくかっこいいフレーズ!コード!くらいしか考えてなかった事は違いますが。
しかし、実験的に作ったにもかかわらず、7.8年経っても大きな変化はせず、ほとんど原型を保って未だにライブでも出来るんだから嬉しいものです。
今回のアルバムバージョンではシャイニングと同じく、ライブからの逆輸入したイントロを採用させてもらいました。
これは次回書く『ニル』も同じですが、CDを聴いててもライブを知っている人にライブを聴いてるような感覚になってもらいたかったからです。
ついでにいうと、前半のハイテンポ組の曲間も同様の理由で短くしています。
それでは『#5 ニル』へ続きます。