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#1 clear.
作曲/編曲:齋藤懐寛
もともとはライブのオープニングSE(登場曲)を作ろうと思って作り始めました。
作り始めた時にはアルバム作るという話すらまだありませんでした。
少ししてアルバムを作ることになり、一曲目にはインスト入れたいなーと思っていたところ、少しずつ作っていたこの曲が俺の想像を越えてくれたのでこの曲を採用しました。
テーマは【秋】
秋と言っても、冬がもうそこまで来てるような、長袖一枚がちょうど良いくらいな気温で、そこそこ風が吹いているようなイメージで作りました。
ドラム等のパーカッションは無しで、ギターと打ち込みというアレンジに。
パーカッション入れようと試行錯誤したんですが、なにをどう入れても「なんだか重くなるなー、俺のイメージする秋と違うなー」と思い、無しでいいやという結論に至りました。
1発目の音に打ち込みで風をイメージしたシンセが入ってきて、その次は土台となる打ち込みのベース音が入ってきます。このベース音は土をイメージしました。なので音階も変わらず、ずっとそこにあります。
最初から鳴り続ける左のギターはまず秋感をイメージしてフレーズを作りました。
次の右側で鳴り続けるギターは寒さをイメージしました。
真ん中で鳴るギターは歩く人をイメージしました。
後半、風が強くなり冬へ向かっていきます。
そして更に増えるギター。(ツーピースってなんだっけ?)
この二本のギターは過去への思いと恐れです。
左にディレイ(残響)と右にトレモロ(揺れ)。
それらを重ねても土の上を風にも負けず力強く歩き続ける人(真ん中のギター)。
サウイウモノニワタシハナリタイ
そしてそういう誰かが歩みを止めても土は残り、風は吹きます。
シャイニングへ続きます。