漫画の話

1年ほど前まで書店員というものをしてました。
戻りたい気持ちもあるので気がついたら古巣に戻っているかもしれませんが、今現在は全く別の業種にいます。
実際に仕事をしていたからわかりますが、全国の書店員さんには頭が下がるばかりです。毎日お疲れ様です。

書店員の中でもコミックを担当していまして、(趣味が仕事になっていた人間なのです)ここ最近の漫画ブームと言いますか、アニメブームと言いますかの傾向を考察してみたくなりました。
素人レベルですがお付き合いいただけたらと思います。

前提として

漫画ブーム、なんてものはそもそもたくさんあった。

昨今“鬼滅の刃”の影響で漫画ブームなんてもてはやされていますが、似たようなことはたくさん起きています。鬼滅とは発生が異なってしまいますが、ターゲット層が小学生で社会現象になったとすれば一番記憶に新しいのは“妖怪ウォッチ”でしょうか。コロコロコミックが売り場から無くなったのをよく覚えています。
その前ですと“進撃の巨人”その前は“黒子のバスケ”売り場からコミックがなくなる現象なんて今回はほどではないにしろ、3年に1度程度の周期で起こっています現場から見れば。

ただ、今回の“鬼滅現象“はよくも悪くも異常事態。
なぜこうなったのか。

元々は大人向けアニメ

放送時間帯が深夜帯のアニメだったため、ターゲット層は大人、よくて高校生と最初はタカを括っていました。実際に放送が終わる9月まではある程度予想通りの売れ方をしていました。そこからが異常だったのです。通常ですとアニメが終わり、配信のみに切り替わり話題も終息していくのですが、今回はターゲット層がどんどんと下がっていきました。

理由として考えられることは
1.主人公が小学生と同年代の設定。
2.配信サイトでの放送。
3.魅力的なキャラクター
4.アニメの作画の良さ。
5.親世代の漫画への寛容さ。


いくつもあげることはできるとは思いますが、5つ挙げてみました。

ここまで書いて満足してしまったので一旦この話は終わります。また語りたくなった時に。



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