『平成たぬき合戦ぽんぽこ』の不思議な世界~阿波狸合戦から多摩ニュータウンまで
『平成たぬき合戦ぽんぽこ』は、スタジオジブリの高畑勲監督が原作・脚本・監督を務めた1994年公開のアニメーション映画です。
土地開発によって住む場所を奪われそうになった狸たちが、先祖伝来の変化術である「化学」を使って人間に対抗する物語です。この作品には、不思議や謎に満ちた要素がたくさんあります。以下にいくつか紹介します。
作品のタイトルは、
実在した伝説「阿波狸合戦」に由来しています。阿波狸合戦とは、徳島県の阿波地方で起こったとされる狸同士の争いのことで、狸たちは化学を使って人間を巻き込んだり、他の動物を味方にしたりして戦ったと言われています。高畑監督はこの伝説に興味を持ち、四国からやってきた狸たちが物語の重要な役割を果たすようにしました。作品の舞台は、東京都の多摩ニュータウンです。多摩ニュータウンは、昭和40年代から始まった大規模な住宅開発計画で、多摩丘陵の自然を大きく破壊しました。この開発によって狸たちの住処が奪われてしまうという設定は、実際の歴史とリンクしています。
また、この多摩ニュータウンは、ジブリの別の作品『耳をすませば』の舞台でもあります。『平成狸合戦ぽんぽこ』と『耳をすませば』は同じ時代に起こった物語であり、両作品に登場する場所や建物も共通しています。
作品中には、ジブリ作品や他のアニメ作品に登場するキャラクターが隠れているシーンがあります。例えば、妖怪大作戦で百鬼夜行を演じる狸たちの中には、「トトロ」や「カオナシ」、「ナウシカ」や「ラピュタ」などのキャラクターが混じっています 。また、狸たちが人間に化けるシーンでは、「ルパン三世」や「ドラえもん」、「サザエさん」などのキャラクターに扮している狸もいます 。これらの隠れキャラクターを探すのも、本作の楽しみ方の一つです。
以上、『平成たぬき合戦ぽんぽこ』について不思議や謎について解説しました。
この作品は、狸たちのコミカルな姿や化学の幻想的な表現に目を奪われがちですが、人間と自然の関係や環境問題など、深いテーマも含んでいます。
ぜひ、この作品を見て、狸たちの気持ちやメッセージを感じてみてください。
P.S.
いかがでしたでしょうか。
テレビでも何度か放送されていたと思うので、取り上げてみました!
えっ、ルパン三世Σ (゚Д゚;)(笑
忘れている部分が多いと思いますが、伝説の話しを元に創られたんですね~
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最後まで読んで頂き、どうもありがとうございます。
それではまた次の記事でお会いしましょう♪