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「父親への敬意:父の日の起源と現代への影響」

父の日は、家族を支え続けるお父さんへの感謝と敬愛を表す特別な日です。この日は、毎年6月の第3日曜日に設定されており、2024年では6月16日がその日にあたります。

この記念日の起源は、アメリカのソノラ・スマート・ドッドという女性が、南北戦争から帰還した後、男手一つで6人の子供を育て上げた父親への敬意と感謝の気持ちを表すために提唱したことに始まります。彼女は、母の日があるならば、父を称える日もあるべきだと考え、1909年に父の日の制定を提案しました。そして1910年6月19日に、初めて父の日の式典が開催されました。

日本では、父の日が広く認知されるようになったのは1980年代からで、デパートなどの商業施設が販売戦略の一環として父の日を取り上げたことや、有名人を対象とした「ベスト・ファーザー賞」の開始などにより、一般的な行事として定着しました。

父の日には、黄色いバラを贈る習慣があります。これは、ソノラが父親の墓前に白いバラを供えたことに由来し、アメリカでは父親が健在ならば赤いバラ、亡くなっている場合は白いバラを贈るという風習があります。

【母の日に比べて父の日の存在が薄い気がするのはなぜか?】

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母の日と父の日の存在感に差を感じる理由はいくつか考えられます。まず、母の日は1914年にアメリカで公式な祝日として制定されたのに対し、父の日が同様の承認を受けたのは1972年と、かなり後になります。
この時間差が、母の日がより広く認知され、祝われるようになった一因かもしれません。

また、母の日が始まった背景には、南北戦争中に負傷兵の衛生状態を改善する活動を行ったアン・ジャービスという女性がおり、彼女の娘であるアンナ・ジャービスが母親への愛と感謝を表すために母の日を提唱しました。アンナは母が好きだった白いカーネーションを記念して配り、これが母の日のシンボルとなりました。

一方で、父の日はソノラ・スマート・ドッドが父親への敬意を表すために提唱したもので、特定の花がシンボルとして広く認知されるまでには至っていません。

さらに、母の日は母性や母親の社会的役割を称える日として、多くの国で5月の第2日曜日に広く祝われています。これに対して、父の日は父親の役割を称える日として6月の第3日曜日に祝われるものの、母の日ほどの普及は見られないことがあります。

文化的な要因も影響しているかもしれません。伝統的に、母親は家庭内での役割が強調され、子育てや家事における貢献が目立つため、母の日が特に重要視される傾向にあります。

一方で、父親の役割は外での仕事に重点が置かれることが多く、その貢献が直接的には見えにくいこともあるでしょう。

しかし、どちらの日も親への感謝と愛を表す大切な日であり、家族の絆を深める機会として価値があります。父の日も母の日も、それぞれの親への感謝の気持ちを示す日として、大切に祝われるべきですね😊

P.S.
いかがでしたでしょうか。

へーっと思った人はいるかもしれません。
母の日が1914年に始まったのに対して、1972年が父の日ということでれば、歴史で見るとだいぶ浅いように思えます😅

そういう要因があるかもしれませんね!

参考になれば幸いです✨

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