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ルナサンダルでサブスリー出来るかな(レース編)@加古川マラソン

準備編はこちら

いよいよ迎えたレース当日。
チェル氏と待ち合わせて車で移動。
途中、トイレに寄るためにサービスエリアへ。
便意はあるものの結局出なかったなーと
ぼんやり出口へ向かって歩いていると、
ガラスの自動ドアが何故か開いておらず
額を打ちつけてしまう。痛テェ!と思いながら
打ちつけた眉の下を抑えた手を見ると血がついている。トイレに戻って鏡を見てみると
右眉の下が5mm程切れたようになって血が止まらない。ひとまず車に戻って畳んだティシュをテーピングで押さえて圧迫止血すると何とか出血は止まった。走って血行良くなったらまた出血するかな?こんなんでDNSはアホらし過ぎると軽く動揺するが、僕もチェル氏もトレイルで転けたりして怪我し慣れてるのでワセリン塗ったらいけるんちゃう?とか2人で色々対策考えながら、ひとまず会場へ移動。レース前のドタバタでチェル氏には迷惑かけましたw

会場に向かう私とチェル氏。右の眉毛がイモトのようになっているのはテーピングで圧迫止血しているから

会場の河川敷に到着すると、まだトイレが空いているので排便軽量化にトライしてなんとか成功。きばっても眉の傷からは出血していない。
救護テントがあったのでドクターに傷口を見てもらうと、「縫わなくて大丈夫な傷やし出血止まってるなら絆創膏で大丈夫ですよ」と診断してもらい一安心。
片側だけイモト眉状態は不細工なので、キズパワーパッドを小さく切って貼り付けてサングラスかけるとほとんど目立たなくなった。

これで安心してレースに臨めると思うとテンションが上がってきた。レースウェアに着替えて、PRローションを塗り込みスタートの列に入り込む。

気温は3度くらい。とにかくキツイと聞いている強風の気配も漂ってきた。チェル氏は自己ベスト目指して突っ込むプランらしい。僕も追い風に乗れる区間は1k/4:10くらいで貯金作って、
向かい風区間は我慢の1k/4:15くらいで無理せず完走出来れば上出来とレースプランを確認。
周りには知った顔のサブスリー、サブエガランナーがちらほら見える。いよいよスタートの号砲が鳴る!

今回の補給はこんな感じ
ジェル2つとオキシーショット

〜8.5k(追風区間)
スタートからの1kmのラップは混雑もあり1k/4:24。風は感じないが追い風で押されているようで4:10ペースがかなり楽に感じるので2km以降は貯金を作るべくこのペースキープ。フォームはコンパクトに、力を抜いてひたすらコツコツと刻む。7〜8kmを過ぎた辺りから折り返してきた先頭ランナーとすれ違うようになる。もうすぐ向かい風区間だ。

8.5〜23k(向かい風区間)
折り返した途端に向かい風を感じるが10km過ぎまでは4:10ペースをキープ。しかしそれ以降やや心肺が苦しくなってくる。噂通りの強風に4:15を超える区間も出てくるけれど大崩れしないようにじっと我慢。
14km以降で大河原に出ると風の体感がさらに強くなってくる。少し前方に5〜6人の集団がいるので追いついて風除けにしたいけれど絶妙に同じペースで差が縮まらない。
16km辺りで小さい橋を渡ると、後方からかなりの数の集団の足音と気配を感じたので何事?と後ろをチラ見すると、20人くらいのサブスリーペーサーの集団が迫ってきていた。
あれ?もう貯金尽きた?と集団に飲まれないようにペースを上げる。多分この辺りで初給水。
ついでにジェルを補給する。

ハーフ通過時のタイムは1時間29分で後半に向けた貯金が残っていないことに大いに焦る。ついでに尿意が気になりだす。ペーサー軍団は真後ろにベタ付きでサンダルのおっさんが集団を引っ張っているような光景になっているが、おかげで何とか4:15ペースはキープ出来た。22k辺りから折り返しのランナーが増えてきて、先を走るチェル氏とスライドしてエール交換。息が上がってきたので秘密兵器のオキシショットをひと口摂取。
間も無く我慢の向かい風区間が終わる!

23k〜36k(追風区間)  
折り返してすぐにペースアップ。ラスト5kmくらいが再び向かい風になるので、終盤のペースダウンに備えて再度貯金を作るべく4:10ペースに戻す。たまに後から押されてるのが分かるくらいの強風なので明らかに呼吸も楽になる。
力を抜いて再度フォーム意識しながら走っていると、「ナイスラン!いけるよ!」「頑張れ!ここからや!」と怒鳴りつけるように選手を応援してるおっちゃんに「すごい綺麗なフォーム!ナイスラン!」と声をかけられて大いに良い気分になる。ありがとうおっちゃん。
ハーフくらいから気になる尿意も、「大丈夫、これくらいの尿意ならゴールまで連れていける」と確信し、追風ブーストでペースが上がると軽く発汗してきたのでハーフから30kmの間で2回給水。30k m辺りで2個目のジェルを補給した。足もまだまだ元気なので4:10をキープ。

36k〜ゴール(向かい風区間内)
加古川大堰を渡る手前から、少し離していたはずのサブスリーペーサー軍団が追い付いてきてまたもや背後ベタ付きに。あれ?ペース落ちてる?と焦るが、ペーサーの読み上げるラップを聞くと4:10〜12なのでどうも彼らもペースアップしてる模様。抜かれたくないのでオキシショットの残りをぶち込んでしばらく前で粘るが、とうとう38kmあたりで集団の中に飲み込まれてしまう。向かい風も心肺もキツくなってきたので風除けさせてもらって必死にペース維持するも、ラスト2kmでガクッとペースが落ちて集団から離されてしまう。チラッと時計をみてペースがキロ5以上にならなければ大丈夫と確信して再度フォームを整えて必死に足を回して何とかゴール。

記録は  (グロス)2:59:19(ネット)2:59:11
でようやくグロスタイム含めて
サンダルサブスリー達成。

コロナ禍以降、何度かサブスリーしてるけどニテコ池での草マラソンばかりだったので、
公式レースで綺麗にサブスリー出来たのは久々に脳汁出る感覚のゴールで正直嬉しかったです。

チェル氏も足攣りながらも余裕のサブスリー
向かい風で苦戦したけれど、追風ブースト使って思ったよりもイーブンペースで走れてた模様。

練習期間の短さで不安だらけだったけれど結果上手く仕上げれた今シーズンのマラソンでした。

いつもなら30キロ過ぎると足裏痛いなと思うけれど、今回はゴールまで衝撃はさほど苦にならず。足裏ダメージも右足の鼻緒擦れと、左足の親指の先に水膨れ作ったくらいでサンダルでマラソン走った中では一番ダメージ少なかったので上手く走れてたということでしょう。

来年は流行りの厚底とかいう物履いてみたいなと思ったりしてるレース1週間後です。

サンダル(ワラーチ)で公式レースサブスリーできるかな
これにて終了。
最後までご拝読頂きありがとうございました👣

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