使用者が少ない理由!?オルターガイストの致命的な弱点とは…【遊戯王マスターデュエル】
こんばんは。saiと申します。
以前上げたオルターガイストの紹介記事ですが、
ツイッターで大バズり(10いいね)したおかげか結構いろんな人に見て頂いているようで大変嬉しい限りです。
も〜う!みんな僕の書く記事がそんな好きなのかぁ〜!?
僕もみんなこと、好きダヨ‼️
ちゅっ!!😘
…
ーそして誰もいなくなったー
著:アガサ・クリスティ
名作ですよね。
と、いうわけで今回は前回の記事の続きとしましてオルターガイストの弱いところについて解説させて頂きます。
自分の好きなテーマの弱点を晒すのは心苦しいですが、良いところだけ言って悪いところを紹介しないのはズルいですし、弱点を知ることでオルターガイストへの理解も深まると思いますので。
また長い記事になりそうなのでミルクティーでも飲みながらのんびりお楽しみください。
あ、あとこの記事完全に僕の主観ですので、おかしいところや気になるところがありましたら優しく指摘していただけると嬉しいです🙇♂️
(一応続き物なので、前回の記事をまだご覧になってない方はこちらから是非読んでみてくださいね。)
(秘奥義:『再掲』…過去記事のアクセスが8上がる)
オルターガイストの弱点とは…?
前の記事でも述べましたが、オルターガイストというデッキはメタへの耐性や対応力が高く、デュエルをしてて詰んでしまうことがあまりありません。
もちろん相手のデッキによって有利不利はありますが、どんなデッキが相手でも結構戦えてしまうので、個人的にはそんなに弱点が多いデッキではないのかなと思います。
…
…ですが、ある一点において
あまりに大きな、致命的過ぎる弱点を抱えているのです…。
1.他のテーマを混ぜられない
まずはこの弱点の紹介です。
オルターガイストはテーマとして非常にまとまりが良く、
サーチ・サルベージ・展開・除去・妨害・蘇生ありとあらゆるものをテーマ内でこなしてしまう超優等生テーマです。
それ故に他のテーマを混ぜる必要性も薄く、
デッキを作る際、どうしても似たような構築になってしまいがちです。
オルターガイストは純構築が1番強い、と言われる所以(しょい)がこれですね。
このように書くとテーマとしての完成度が故に他テーマを混ぜる必要がない、と思えますが、オルターガイストに他テーマを混ぜられない最大の理由が他にあります。
それがこのカード。
オルターガイスト・マルチフェイカー君です。
具体的には②の効果、
「このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキからオルターガイストモンスターを守備表示で特殊召喚する。この効果を発動するターン、自分はオルターガイストモンスターしか特殊召喚できない。」
この最後の一文によって、「仲良い人といる時はめっちゃ喋るけど初対面の人とは全く喋れない陰キャ」のようにオルターガイスト以外のカードを全て拒否します。自己紹介かな?
言うまでもなく展開系テーマのほとんどは特殊召喚を行うため、この制約に引っかかってしまい、オルターガイストに混ぜることは難しいです。
また、マルチフェイカーを相手ターンに使うことも多いため、「原子生命体ニビル」などの汎用カードや罠デッキを強烈にサポートする「天獄の王」なども混ぜにくいです。
(まあ混ぜられないことは無いと思うんですが、
マルチフェイカーか他のテーマカードのどちらかしか使えない、っていうことになりがちなので、
機能性を考えると混ぜる意味は低いのかなと思います。)
散々オルターガイストの排他性について書きましたが、上述の通りテーマとしての完成度が非常に高いため無理に他のテーマを混ぜる必要も無いですし、
マルチフェイカーも制約が厳しい分とても優秀な効果を持っています。
デッキ構築のしがいが無いとも言えますが、
前の記事でも述べた通り、オルターガイストはデッキ構築よりデュエル中の駆け引きが楽しいデッキなのであんまり気にすることはないと僕は思いますね。
(短所を言った後、すぐに良いように言い換える。
面接の基本ですね。)
2.遅い!遅すぎる!
ですが今回の記事は面接では無いため、
普通に短所なところもガンガン書いていきます。
オルターガイストの最大にして最恐の弱点、それが
あまりにも遅すぎることです。
と、言われても普段オルターガイストを使わない方はピンと来ないと思うので、
先程のマルチフェイカーの効果についてもう一度確認してみましょう。
改めて見ると本当に優秀な効果ですね。さすが元制限カードなだけあります。
②の効果は特殊召喚時に発動なので、何らかの方法でマルチフェイカーを特殊召喚出来れば、召喚権を使わずにモンスターを2体並べられる訳です。
素晴らしい…!
しかもマルチフェイカーはある条件で自身を特殊召喚することができます。おお!すごい!一体どんな条件なんだ!?
「自分が罠カードを発動した場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。」
…
お、遅い!ピラミッドタートルより遅い!
(さすがにそんなに遅くは無い)
ご存知の通り罠カードは一度伏せてからでないと使えないため、マルチフェイカーは少なくても1ターン待たなければその特殊召喚効果を使えない訳です。
1ターン目に超展開し、何でも無効のモンスターを3、4体並べることもある現代遊戯王においてこの遅さは致命的です。
「ふむ、では他のカードでマルチフェイカーを特殊召喚すればいいのでは?」と思った方いるかもしれません。
はい、そんなカード、無いです。
少なくともテーマ内にマルチフェイカーを特殊召喚できるカードはほぼ皆無なため、マルチフェイカー君には自分一人で頑張ってもらわないといけないのです。
(一応ホーンデッドロックなどありますが、使い道が限定的過ぎて…)
そしてオルターガイストにはマルチフェイカー以外にモンスターを展開する手段がほとんど無いので、
1ターン目の盤面は大体こんな感じになります。
モンスター召喚。リンクリボー特殊召喚。伏せ。
以上。
ホントに現代遊戯王か?コレ?
オルターガイストの制圧力は結構ある方だと思うのですが、いかんせん新幹線展開が遅いので一ターン目にへクスティアを出しつつ、シルキタスやプロトコルを並べるということはほとんど出来ません。
また、オルターガイストの遅さは後行において特に顕著になります。
普通の展開デッキであればブラフでカードを使い、最後に本命を通す、という動きが可能ですが、
上で述べた通りオルターガイストの展開手段はマルチフェイカーに任せっきりのため、
最初のターンは召喚権を使った動きしか出来ません。
そのため、最初に召喚したモンスターを潰されてしまうとそれでそのターンは終わりです。わぉ。
罠で捲るという手段もありますが
エルドリッチほどメタカードを積める訳ではないため、安定して後行まくりに使うのは難しいです。
(そもそも罠で捲るという行為自体、素引きにかなり左右されるので安定性が低いです)
ただ、伏せずに使える罠カード、例えば無限泡影や拮抗勝負があればそれらを使ったのちマルチフェイカーを使うことが出来るので、後行でやれることがぐんと増えます。
特に無限泡影は相手の先行ターンでも使えるため非常に強力なのですが、そのような罠カードは非常に数が少ないのが現状です。
だからオルター使いはみんなうわ言のように「手札から使える罠カードが欲しい」と言うわけですね。
(もしくは手札から使える罠が欲しいだけのおじさん)
…
ぶっちゃけオルターガイストの弱さは全てこの"遅さ"に集約します。
だって
メタカードはメリュシークで対応できますし、
罠デッキ最大の天敵「ハーピィの羽根箒」もへクスティアさえ出せれば怖くありません。
破壊耐性はメリュシークやシルキタスで突破できますし、
「下級が多いテーマ殺し」のスキルドレインはプロトコルのおかげで効きません。
打点も出るし、リソース回復能力も高いので中長期戦にもめっちゃ強いです。
ですが、その動作ひとつひとつがまぁ遅い、めちゃくちゃに遅いです。
動き出す前に死んでることもザラで、現状この弱点は非常に厳しいと言わざるを得ません。
…
ではオルターガイストは遅くて弱いザコデッキなのか?
答えは"No"です。
前回の記事でも述べた通り、オルターガイストには沢山の強みがありますし、
そもそも弱点の"遅さ"も実はそんなに問題ではありません。
(じゃあ今までのは何だったんだ、って話ですが)
例えば先ほどの先行盤面。
パッと見めちゃくちゃ弱そうですが、意外と弱く無いです。(強い、とは言わない)
基本は罠カードで相手の攻撃を凌いでいくのですが、罠カードは一回伏せないと使えない分効果が強力に設定されているので、上手く使えれば一撃で相手の動きを止めることも可能です。
非公開情報からの妨害なので相手にケアされにくいこともいいですね。
(あと罠カードが主体なので「禁じられた一滴」などがほとんど効かないのもグッド)
というか個人的な意見ですが、先行で2〜3妨害立てられれば大抵捲られることはないと思ってます。
そしてターンさえ返って来れば持ち前のアド稼ぎ力と対応力で大体勝てるので、先行盤面の弱さが負けに直結することはあんまりないかと思います。
次に後行の弱さですが、うん、まあ弱いですね。
ただ先行取られて苦しいのはどのデッキも同じですし、オルターガイストにも一応後行捲り用のカードがあります。
それが「オルターガイスト・メリュシーク」です。
②の「戦闘ダメージを与えた時、相手のカード1枚を墓地へ送る」という効果が後行において非常に強力です。
相手はこの効果を止めなければならず、止めても③のサーチ効果が発動するため、相手はそれにも対処しなければいけません。
つまり1枚で2回妨害を使わせることが出来るのです。
展開力で捲るということは出来ませんが、メリュシークちゃんのおかげで多少の妨害であれば突破することができます。
また、オルターガイストは意外とデッキに自由枠があるので、誘発を多めに入れたり、後行用カードを入れるなどして後行の弱さをある程度補うことも出来ます。
総じて、
後行は弱いが、他のデッキと比べて極端に弱いわけではない、ということが言えます。
むしろロック系のカードを使うデッキに強く出られる分、見方によってはむしろ後行は強い方かもしれませんね。(というのは言い過ぎですが)
終わりに
さて今回の記事、いかがでしたでしょうか。
散々オルターガイストを「遅い!」と貶めてきましたが、それはあくまで環境デッキと比較して、です。
遅いって言っても事故らない限り2ターン目には大体ギミック回せますからね。本当に遅いデッキは5ターンくらいかかります。
それにオルターガイストのアド取り力とリソース回復力はマジで異常なので、
変に展開力が付いてしまうと完全無欠の最強デッキになってしまいます(自惚れ)。
今くらいの弱点があった方が丁度良いのかもしれませんね。ま、ただ新規はくれてもいいのよ?
…
という訳で今回はここまで!
今回もこんな長い記事を読んで頂き本当にありがとうございました。
「参考になった!」「弱点を晒すな、アホ」「文体が気持ち悪い」「ていうかサムネしょぼくね?」といった意見がありましたらコメント頂けると嬉しいです!
また他にもオルターガイストの弱点を知ってるよっていう方も是非コメントください!ついでにハートも貰えるともっと嬉しいです。これからもマスターデュエルに関する記事を上げていきたいと思いますので、よろしくお願いします!
ではまた!
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