[全文無料 CL2024愛知3位]ピジョリザビダで日本代表になれた
こんにちは!さい(@sai12_34)です。
今回4/13,4/14の2日間にかけて行われた、「チャンピオンズリーグ愛知 2024」に参加し、DAY1を7勝2敗で通過、DAY2を5勝0敗し、総合12勝2敗でトナメに進出。最終結果はTOP4という結果を残すことができました。
世界権利と盾もいただき、非常に嬉しかったです。しかし「あと2勝で優勝だった」という事実だけに目を向けると、非常に悔しい…
今回使用したデッキは「ピジョリザビーダル(アンフェア型)」でした。
自分は、チャンピオンズリーグ福岡 2024でも同じ型である「ピジョリザビーダル(プラキャ型)」を使いTOP32という結果を残しています。長期間に渡りこのデッキを愛用して、構築とプレイングを煮詰めつつ、チャンピオンズリーグ愛知へ参加しました。苦手なデッキタイプが少なく、どの対面でもレベルの高い合格点をオールウェイズ出してくれる良いデッキです。ピジョットが大好きになります。
長文になると思いますが、よかったら最後まで読んでください!
全文無料です。(14,924文字)
自己紹介
ポケカはルギアGXが表紙の「超爆インパクト」から始めました。
最初に触ったデッキは、スピンテールというダメカンをばら撒く技を持っているバンギラスデッキです。最初にばら撒き技のカードを触ったからか、かいてんひこうのカプ・コケコデッキもかなり擦っていました。カウンターエネルギーとカウンターゲインで動く「有色/有色/無色の3エネで動くたねポケモン」がとても好きです。(*いてつくほのおのホワイトキュレム,ストーンフェンスのツンデツンデなど)
逃げエネが重く使いにくいたねRからしか得られない栄養があります。
受験等あり、ポケカをやっていなかった期間もありながらも、2023年夏頃から本格的に勝つため、競技的なポケカを再開しました。普段は主に「池袋-渋谷の山手線ライン」でポケカやってます。最近になって練習相手を見つけられるようになり、「Road to Honolulu.」に参加し、熱心に練習しています。人間的にとても尊敬できる方ばかりで、とても恵まれています。圧倒的感謝です。
みんなでJCS、ホノルルへ行きましょう。
CL愛知当日までのデッキ構築の経緯
最初の原型。自分がCL福岡で使用したピジョリザビーダルです。爆安定のポフィン4、ネスト4、ペパー4の構築からのスタートでした。
ピジョリザビーダルのハイブリッド型が強いのは、この頃から察しており、ずっとビーダルラインを抜かずこの型を愛用していました。
この構築を基本の型としつつ、CL愛知の環境に適応する60枚を作るのが自分の目標でした。
まさかのDAY2初戦はX上でも話題になったガチグマLOの大炎上さん。スイーパーめっちゃいるやん…
上記の通り、CL福岡では初戦負けから9連勝と善戦したものの、DAY2でルギアに連敗。ちゃんと回ったルギアには為す術もなく負けるというのが自分の所感でした。
この悔しい負けがあったため、自分的にはVSルギアという課題克服が愛知CLの至上命題でした。
ここからも時系列順にデッキが出来た経緯を綴ります。↓
一緒にリザードンを研究していたなきさんは3/10のシティリーグで優勝!嬉しすぎた!!!!
同日に昔から練習してもらっていたハラさんもロスバレで優勝。練習メンバーが2人優勝するのやべえ日だった。
仲間の勝利を共有できるポケカは神ゲー!
S3は予選で階段が崩れてしまい、4-1での9位オポ落ちでした。S4から確定6回戦になったのは良かったと思う。若干メタを読み間違い、あまり良いリストではありませんでした。盛岡冷麺はめっちゃ美味かった。
追記:ずっと一緒に練習していたしおんさんがクリムゾン環境最終日である4/25のシティリーグにて優勝。最高だ!
S4はダメダメでした。デッキがうまく回らずルギア戦を落としてしまった。
エール団採用でカビゴンに勝ったのは熱すぎた。
やはり安定感が欲しいとなり、ロトム2、ペパー4構築へと繋がります。
CL愛知 2024 環境考察
今回の大会では下記のような環境考察を行いました。
ピジョリザ、ルギアの数が頭一つ抜けて多く、数はピジョリザとルギアが同数いると考えていました。
4/7日の週にサーナイトexデッキが自主大会で結果を残したため、数は増えると思っていましたが、大型大会ということで、「プレイングの難易度が高く、繊細であるサーナイトデッキの数は思ったよりも伸びないはず」という肌感覚でした。逆にルギアVSTARデッキはかなり大胆なデッキで(※もちろん勝つための努力をすると、超繊細なデッキというのは百も承知)、かつ前回の優勝デッキということもあり、使用者が多いというのが自分の考察でした。
リザードンを使うにあたり、一番苦手なデッキはカビゴンデッキなどのLO系統のデッキでしたが、ルギアが増えてくれたことにより、数はそこまでいないと思っていました。
今回、リザードン側が組むデッキは間違いなく「ちゃんと回ったルギアに勝てるリザードンデッキ」でした。これを強く意識し、今回はデッキを構築しました。「アンフェアスタンプ」「シンオウ神殿」の2枚は、絶対にルギアに勝つ!!という気合いの2枚でした。
採用、不採用カード
DAY1のジラーチをDAY2ではともだちてちょうに変更しています。
採用理由(60枚デッキリスト順)
ヒトカゲ(60) 3枚
1エネ30のヒートタックルが優秀なヒトカゲです。主にミラーでリザードンに30点当てて置いて、300ダメージのバーニングダークを使って倒したり、くるいえぐる後残りHP30のトドロクツキexに対して使います。あとはミミッキュに対する打点補助、他大型ポケモンへの打点補助です。
VSミミッキュではヒートタックル30ダメージを与えつつ、次ターンにかえんリザードに進化し50ダメージを与えることにより、2ターンで倒すことができます。
ルギア対面では、ルギアVへ30ダメージ与えておくことにより、相手視点(こだわりベルト付きバーニングダーク210ダメージ)で倒されケアでルギアVの2体目を置かせるというプレイングが存在します。(このデッキには実際にはこだわりベルトが入っていませんが、相手視点入ってることをケアする必要があるため、返しのターンでかぜよみをする場合、ルギアの2体目を置く必要があります。いわゆるブラフです。)このプレイングは実際にCL愛知で使用し、そのプレイングで相手ベンチを狭めることができたため、勝利しています。
また、先にルギア側が攻撃し、サイドを取ってきた場合、ヒートタックルのヒトカゲにまけんきハチマキを付けて打点を60ダメージにして、カウキャを使い、裏のチラーミィを倒していくプレイがあります。これもCL愛知で2度使用しました。
海外の構築などでたまにヒトカゲが3の構築があります。ヒスイのヘビーボールを採用したりして、より安定感が増す可能性がありますが、サイド落ちがひどい場合、すごいつりざおを使わないとヒトカゲをベンチに置くことができない場合がありそうで4枚採用となります。1ゲームでリザードンに進化する回数は基本的に2回のため、プレイスタイルによっては合理的であるかもしれません。無理やり1枠空けたい場合、検討してもいいかもしれません。
ヒトカゲ(70ひのこ) 1枚
2エネ40のヒトカゲです。40+バーニングダーク240=280でVSTARを倒すことで使用したり、ジラーチを弱点込みで倒したりしたことがありますが、基本的に技はあまり使いません。
「HP70のヒトカゲ」としての採用理由が大きいです。VSロスバレ対面でジラーチを置くことができずに、HP60のヒトカゲやHP60のビッパをロストマインで2面取りされることを嫌っています。
ジラーチを不採用とする場合、HP70のヒトカゲを2枚採用してもいいと思います。もう1枚のHP70ヒトカゲである、まるやけヒトカゲは技をあまり使わなそうなので不採用です。特性を止めるスタジアムが存在する訳ではないので、まるやけするなら、そくせきじゅうでんします。次弾に収録されるジャミングタワーが流行ってきたら、まるやけの意味がある可能性があります。
リザード(フレアヴェール)1枚
かえんの打点が絶妙に弱いリザードです。特性フレアヴェールが強いため採用しています。デヴォリューションの効果を受けなかったり、ロストマインの影響を受けないため、かなり頼りになります。難しいマッハサーチの選ぶ先として結構強いです。リザードに進化しておくとリザードンに進化するのがかなり楽になり、とても良いです。
LO系統が増えてきた場合、ミミッキュを一発で倒せるヒートタックルの採用価値が上がりますが、今回はLO対面は割り切りということで採用していません。リザードの2枚目を採用するとデッキがカウンター寄りになる反面、とても安定してリザードンに進化できるデッキとなると思います。
リザードンex 3枚
基本的に進化する回数は2-3回のため、十分足りる枚数です。2枚サイド落ちしたとしても、リザード、マッハサーチ、はたらくまえばが優秀なため、十分戦えます。自分と相手のサイドレースを調整し、リザードンの打点を的確に使えるプレイヤーが一番強いです。リザードン、めちゃめちゃ深いです。
ポッポ 2枚
なかまをよぶが非常に優秀で、手札が弱い場合、なかまをよぶでロトムを出してからゲームを作っていく試合があります。リザードンexの捲り性能が尋常じゃないため、このケースでも十分勝ちに行けます。ポッポを倒されそうな場合、なかまをよぶで2体目のポッポを出します。
ジラーチを採用しない場合、1枚だけHP60のポッポに変えてもいいかもしれません。HP70のヒトカゲと一緒に置くことによって、ロストマイン2面取りされることを避けることができます。
ピジョットex 2枚
最強カードです。マッハサーチでゲームを支配できます。このカードがあるので、自分はこのデッキを使用しています。頼りになりすぎてもはや推しポケです。
基本的にはリザードンよりも進化する優先順位が高いです。一旦ピジョットに進化してからゲームを作っていくのが強いです。ヒトカゲがベンチに置けていない場合、マッハサーチでなかよしポフィンを持ってきてゆっくり展開、そくせきじゅうでんして番を終わりましょう。その動きで十分強いです。
ビッパ 1枚
ベンチにいるとダメージを受けないため、こっちのビッパの採用です。高いですが、視認性を上げるためARにすることをおすすめします。ポッポと見分けがつきません。
ビーダル 1枚
基本的には、ピジョットが倒された後のピジョット2体目として使用するカードです。ピジョットよりも簡単に進化することができます。相手の手札干渉に強くなるのもとても強いです。ポッポが狙われてしまった場合、このビーダルが頼りです。
ピジョットとビーダルを両面立てると、なんでもありの最強盤面になります。先にはたらくまえばを使ってから、手に入れることができなかったカードをマッハサーチで持ってくるのが強いです。
逃げエネ2の点には注意しましょう。一旦落ち着いて炎エネをビーダルに貼っておくとすぐに縛られずに逃すことができるため、おすすめです。
かがやくリザードン 1枚
サイド1しか取られないのに高ダメージを出すことができる強力なポケモンです。最終盤面、ex,Vポケモンを出さずに、ビーダルリザードンとしてデッキを運用する場合、強いアタッカーとして頼りになります。「リザードンexよりも簡単に作ることができるアタッカー」として認識しておくと、うまく使える場面が多いと思います。
スタートして欲しくないポケモンランキングNo.1です。
ロトムV 2枚
序盤はほとんど、そくせきじゅうでんを数回使用して準備ができてから、攻撃していきます。基本的に全ての試合で安定して使いたいため、2枚の採用です。1枚ではなく2枚になるとスタートする確率も上がり、毎試合安定して戦うことができます。
また、ロトムにつける森の封印石の価値が非常に高いです。ロトムが盤面にいると、ペパー1枚で、ふしぎなアメ、封印石でピジョットを持ってくることによって、簡単にピジョットexに進化することができます。
マナフィ 1枚
あまりいうことはありません。必須です。げっこうしゅりけんでヒトカゲ、ポッポを2体倒されることを防ぎます。個人的には、ARの視認性が悪いため、ノーマルをおすすめします。
ジラーチ 0-1枚
ロストバレット、ロストギラティナを重く見ると入れたい1枚ですが、必須ではないと思っています。ロスト系統のデッキにはビワやアンフェアスタンプを強く使っていくのが非常に大事です。
サーナイトにクレセリアが標準搭載されたり、序盤にロストマインを打ってくるデッキが増えると採用価値は上がると思います。
ハイパーボール 4枚
序盤ピジョットやリザードンに進化するためにとても大事なカードです。終盤で、はたらくまえばをする際に手札を減らすカードとしても使用します。貴重なカードが多いため、コストが厳しくなりがちです。ハイパーボール3枚にして、他の展開系カードに変えてもいいのかもしれません。
ネストボール 3枚
ロトムVを出すことができるグッズです。終盤、はたらくまえばをする時に嵩張るカードなので、デッキを強くする意味でも、無駄打ちする場合があります。かがやくリザードンを出すことができるグッズでもあるため、見極めたいです。
ネストボール4枚でもいいのですが、ロトムVを2枚採用したことによって、安定してそくせきじゅうでんをすることができるようになったため、3枚の採用です。
なかよしポフィン 3枚
ポッポ、ヒトカゲの優先順位で出していきたいです。初手に欲しいカードNo.1です。特に中盤から、ヒトカゲ、ポッポも盤面上に足りている場合は、ビッパを出していきましょう。
ピィを構築に入れる場合、なかよしポフィン4の構築にしてもいいかもしれません。海外の有名プレイヤーTordさんは、大型大会でなかよしポフィン4,ネストボール1の採用ピジョリザビーダルを使用していました。
ふしぎなアメ 4枚
絶対4です。リザードに丁寧に進化できたりした場合、たまにふしぎなアメを2枚しか使わない対戦もあると思います。貴重なカードですが、ハイパーボールのコストにする場合もあります。
カウンターキャッチャー 2枚
多くの試合で最低1回は使うので2枚の採用です。現物が1枚でもあると、サイドを取られた場合のプランを立てやすいです。ACE SPECがプライムキャッチャーの場合、この1枠を削ることを検討して良いと思います。
すごいつりざお 2枚
ハイパーボールのコストとしてポケモンやエネルギーを切るデッキのため、頻繁に使用します。炎エネルギーを3枚戻すことができるのも強力です。このデッキは炎エネ6枚と非常にシビアなため、大切に使いたいです。サイド落ち確認の優先順位高めです。
ロストスイーパー 1枚
主にサーナイトのおまもり、ルギアのサバイブギプスを剥がすために使用します。パオジアンのポケストップを剥がしたりするのにも使用します。
VSサーナイトに関しては、相手の方がサイドを取っていた場合、カウンターキャッチャーでサーナイトexを呼び出してから、攻撃したダメカン70以上乗っているフワンテのおまもりを剥がすと強いです。サーナイトを倒すことができれば一気にサイドを3枚進めることができます
アンフェアスタンプ 1枚
とても強力なACE SPECです。自分はプライムキャッチャーよりも強力であると思っています。特にVSロストで強く働きます。ロストデッキは「~まで」というドローソースがないため、手札を確実に細くすることができます。
「ペパーで打てるちょっと弱いツツジ」という認識も大事です。アンフェアスタンプを素引きすると、アンフェアスタンプを使った後、ボスの指令やペパーを使うことができます。そのターンにサポートを2枚使う感覚で使うと考えやすいです。
ともだちてちょう 0-1枚
ゲームが長期戦になると強く使える機会がありますが、必須ではないと思っている枠です。主に必要となる対面は、VSピジョリザ、VSルギア、VSミミッキュ採用サーナイトだと思います。この3対面においては、たまにボスの指令が不足するため、使用します。
まけんきハチマキ 1枚
このデッキ唯一の打点バフカードです。基本的に、バーニングダークの打点を上げ、大型ポケモンを一発で倒すために使用します。
森の封印石 1枚
1番サイド落ちして欲しくないカードです。基本的に序盤にピジョットexに進化するために使用します。ピジョットにうまく進化できなかった場合、終盤まで使わずに温存するケースもあります。
ペパー 4枚
ペパーの4枚目でここまで勝てたなという感覚があります。そくせきじゅうでんをするとかなりの確率で引くことができるため、とても安定してピジョットに進化することができました。また、相手の手札干渉にもとても強くなります。また、アンフェアも打てるのも強力でした。結局終盤までペパーを使うデッキです。ロストでいうアクロマだと思っています。
ナンジャモ 3枚
アンフェアスタンプがあるため、手札干渉系サポートは、ナンジャモ3枚で十分だと思っています。終盤は、ビーダルのはたらくまえばを組み合わせると、擬似ツツジのように使用できます。(自分サイド2枚の場合、こちらの手札は2枚になるが、はたらくまえばをすると、手札を補充できます。)
ボスの指令 2枚
基本、ゲームで使用するボスは1-2枚ですが、ハイボのコストとしてトラッシュに送った場合や、ボスを3回以上使いたい場合は、ともだちてちょうで戻しましょう。
ビワ 1枚
サポートの中でも飛び抜けて強い効果を持つカードだと思います。相手のデッキのリソースを切り、ゲームを「壊す」ことができるカードです。盤面の有利不利に関わらず、こちらのペースに持っていくことが可能であるため、入れておいて損がないカードです。
特にVSサーナイト、VSロスト系統のデッキには強く刺さります。サナやロストはミラージュゲートやすごいつりざお等のグッズを複数回使う前提で組まれているデッキです。このいずれかのカードを1枚でもトラッシュできた場合、相手のゲームプランは少なからず揺らぎます。この揺らぎを利用して、こちら有利の試合展開に持っていきたいです。
フトゥー博士のシナリオ 1枚
主にリザードンを回収して、攻撃回数を1回分増やしたり、ロトムやピジョットを回収して負け筋を無くすことに使うカードです。ポケモンいれかえとして使うことも多いです。逃げるエネルギーが2のビーダルやかがやくリザードンをバトル場から回収して、ベンチポケモンを出すことができます。
シンオウ神殿 1枚
VSルギアのせめてもの抵抗カードです。マッハサーチでしか持ってくることができないため、非常に使いにくいですが、ぶん回ったルギアへの細い勝ち筋を作ることができます。シンオウ神殿を貼りながら、ギフトエネルギー付きのチラチーノラインを倒し、新しいチラチーノを作らせない動きを徹底します。
愛知では4試合のルギア戦のうち2試合で使用し、活躍してくれました。愛知環境のルギアは崩れたスタジアムの採用も少なく、ルギアを倒すとシンオウ神殿を貼り続けることができるのも大きな採用理由となりました。
崩れたスタジアム 1枚
基本的にロトムを退場させるのを目的とするカード。VSルギア戦、VSリザードン戦では先貼りが強い。ルギア戦においては、崩れたスタジアムを先貼りすることにより相手のアーケオスを1体しか出せないようにしたりと強く使えることが多いです。
炎エネルギー 6枚
ギリギリ足りる枚数。サイドに2枚落ちても戦えます。7枚だと使いやすくはなるものの、貴重なメタカード枠が1枚なくなってしまうので6枚でした。
不採用理由
ピィ
ピジョットに進化するパーツが2枚持ってこれるのかと言う不安。
後攻1ターン目ににぎにぎ打つと、返の先2のビワで必要パーツ落とされてそこから負ける展開がありました。また、ナンジャモが怖い。
*にぎにぎリザ側はvポケモンを出していない関係で、森の封印石を使えないため、基本的に飴、ピジョ本体を2パーツ持っておく必要があります。そのためビワがとても刺さりやすく、片方のパーツが落とされた時点で後2ターン目に最悪ピジョットに進化できない。慌ててロトムをベンチに置くと、ただピィ、ロトムが盤面にある状態でとても弱いと感じました。
ピィ、ロトムどちらも採用するとプレイヤーの判断によってプレイングを変えることができそうで強そうです。しかし、その判断に自分のプレイングが追いつかないため、今回は採用を見送りました。
ロスト対面でピィが初手の場合も非常に不安でした。ロストマインの警戒度が上がるため、ベンチが圧迫され、強い盤面を作れないと思いました。
テツノツツミ
擬似ボスの指令、カウンターキャッチャーとして使えるため、かなり好きでしたが、今回の環境では、便利だなあ…の域を超えないため、採用をやめました。ルギアのカビゴン採用率が下がっていたため、ハイパーブロアーを使うだけでベンチにいるチラーミィを倒すことができるのはGOODでした。
また、どうやってこのツツミ出すの?と言われがちですが、意外とこのデッキのネストボールは余るので出しやすかったです。
ネオラントV
終盤での大きな勝ち筋となるカード。もっと採用を検討しても良かったかなと思っています。ロトム2,ネオラント1だったり。ネオラントスタートをビビりすぎたのかもしれない。ビーダルとネオラントの噛み合わせがとても良いです。
ロトム2、ペパー4で初手とそくせきじゅうでんでしっかりとペパーを引きピジョットに進化するというコンセプトだったため、採用を見送りました。
ジラーチ
ロストに対抗する札として強いですが、当日のアンフェアスタンプ、ビワの通りがあまりにも良く、無しでも勝ち切れると決意し、DAY2では採用を見送っています。
リザードンのアンフェアスタンプはあまりメジャーではなかったため、警戒されにくかったと思います。
DAY1はジラーチ入りでロストに当たらず、DAY2ではまさかの3回当たるというマッチアップ…全試合ギリギリでしたがアンフェアとビワのおかげで全勝しました。
プライムキャッチャー
プラキャはもちろん強いけど、やはりロスト系統のデッキに対して強く出れないため否定的でした。ただ、序盤から相手のデッキの重要ポケモンを簡単に倒せるカードであり、弱いわけがないカードです。
げんきのハチマキ
相手のサイド3のタイミングでサイドの勝ち負けに拘らず、ピジョットを倒せるためとてもいいですが、今回は他の枠に割きたいため、不採用。げんきとプラキャで最初から2枚取るプランも作ることができるのは良さそう。
*リザのマキシマム採用は減ると、最初にサイドを2枚取る動きの評価が上がりします。
こだわりハチマキ
サイドに関わらず相手のロトムを倒せたり、VSTARをかがリザにつけることでワンパンできたりしますが、意外と機能しづらかったり、こだわりハチマキの採用によってルギアやロスギラ戦の勝率はそこまで上がらないと判断し不採用でした。
デヴォリューション
入れておくとリザードンミラーで強く使えそうですが、使っても勝てない試合があったり、基本的にリザードンミラーでしか使用することができないため、不採用でした。
ツツジ
ピジョリザビダのナンジャモは、後半ビーダルと組み合わせることにより擬似ツツジになるカードのため、無理やり入れなくていいと思っています。終盤に自分サイド2だったとしても、ビーダルがあれば5枚まで増やせるため擬似ツツジ。また、アンフェアと役割が被っているため採用を見送りました。
肌感覚ナンジャモ3、アンフェア1で手札干渉は足りる。
ミストエネルギー
ジラーチの不採用理由とほぼ同じです。ロストに対抗する札として強いですが、当日のアンフェアスタンプ、ビワの通りがあまりにも良かったため不採用。デヴォリューションが怖いですが、しっかりビーダル、フレアヴェールリザードに進化すると案外なんとかなります。
当日のマッチング
本当に環境通り満遍なく当たったというマッチングでした。ルギアに4戦全勝したのが本当に偉かった。個人的に一番ギリギリの試合だったのは、アルセウスロコン戦でした。ひやひやした〜
覚えている範囲で対戦の詳細↓
1戦目⭕️サーナイト
ビワが強く刺さった試合。サナ、ロスバレに対するビワは非常に刺さりが良かった。
2戦目 ⭕️ノココッチ古代(ツキ2種、キバ)
最初に相手にヒトカゲを倒させてからのスタート。倒させた返しにアンフェアを打ち、こちらが盤面をコントロールする試合を心がけました。アンフェア後ずっと攻撃をし続けテンポを取って勝利。
3戦目 ⭕️ルギアチラチーノ
シンオウを貼りつつチラチーノに進化させない試合展開で勝利。ルギアに勝つことしか考えていなかったため、とても嬉しかった。
4戦目 ⭕️アルギラ
先にサイド2枚とり、2-2-2でサイドを取る試合展開を心がける。先にポケモンを倒された返しで、まけんき込みバーニングダークで裏のVを倒して先にサイドを2枚取る。途中でシンオウを貼ってアルセウスのダブルターボを無効化し、エネルギーを要求させたりという試合展開だった。
7戦目⭕️サーナイト
相手初手クレッフィでロトムの特性がとまったため、無理やりビーダルで動かしていく試合。基本負けの流れだったが、丁度いいビワで釣竿を落としながら戦った。ギリギリ勝利。
8戦目⭕️アルセウスロコン
相手アルセウススタートで、またアルギラかーと思っていたら、まさかのアロコン…心臓に悪かった…ビーダルやミカルゲを出しながらジャッジマンを使い妨害する型だったため、カウキャ&ボスを揃えて相手のスノーミラージュの効果をなくしてなんとか勝利。この試合が1番見ていて面白かったはず。配信卓でやりたかった。
DAY2 1戦目⭕️青ロスト
ピジョット2枚がサイドの上の方に落ちていたため、アンフェア入りのビダリザとして戦いました。ピジョ2落ちは練習でもよくあったため、なんとかなるやろ精神で丁寧にリザードンを作り、アンフェアを丁寧に打ち込み勝ち。アンフェアに本当に感謝。
2戦目⭕️ルギアチラチーノ
ここで来た、最強先2アッセンブルルギア。ここで勝ったらなんとなくトナメに行ける気がしてました。チラチーノラインを丁寧に倒し続け、「リザードンにルギアの攻撃を当てさせる。」ということだけ考えて勝ちました。
3戦目⭕️ルギアチラチーノ
相手の回りが悪く、アッセンブルが遅れた試合でした。回りが悪いのを察し、こちら、ルギアVに対してヒートタックルを打つところからスタート。(ブラフ)相手視点かぜよみを打つことを検討する場面ですが、残りHP190のルギアは次のターンにこだわりベルト付きのバーニングダークで倒れる危険性があるため、ルギアVの2体目を出す必要があります。実際には僕のリストにはこだわりベルトやげんきのハチマキは入っていないため、倒されることはありませんが、相手視点警戒する必要があります。これによって相手のベンチを狭め、崩れたスタジアムを貼り、アーケオスを2体出せない状況を作りました。そこから相手のルギアにダメージを乗せつつ、サイド2-1-1-2のプランで勝ったはずです。
5戦目⭕️青ロスト
2ターン目にアンフェアを打って勝った記憶があります。ハラハラの5戦目でこの試合に勝てばトナメ確定でした。アンフェアには頭が上がらねえ…
トナメ1戦目⭕️ピジョリザビダ
お相手がサイドを先行し、こちらが相手のシステムポケモンを全て枯らして最後手札干渉を決め、ボスの指令を引かれなければ勝ちという試合展開でした。
トナメ2戦目⭕️青ロスト(配信)
初めての配信卓で鬼ほど緊張しましたが、ビーダルのおかげで勝てました。お相手のデッキの回り方がよくなかったみたいで、ライコウがバトル場に出てきた時は非常に焦りました。バトル場に出てきたポケモンがキュワワーじゃない??ライコウだ…夢か??いや、ライコウだ…
ボスの指令やプライムキャッチャーを引いていると薄々感じたため、ペパーでピジョット、リザードンに進化せず、ベンチを作りながら相手にポケモンを倒させてライコウを一発で倒そうと考えていました。手札にあるペパーを切ってから、先行2ターン目のそくせきじゅうでんでペパーやあめを引きに行く少し強気なプレイをしましたが、全く引けずでした。ナンジャモ後のはたらくまえばでリザードンに進化できたのは流石に運が良かったです。
準決勝 配信卓解説(左カク視点) 後攻❌ピジョリザビダ
せっかくなのでこの試合は全ターン自分視点の解説をしてみたいと思います。自分は左です。
試合前、こちらがたねポケモンを2回引けなかったため、カネコ選手の手札9枚でのスタートでした。
先1 ポフィンからお相手展開、ヒトカゲポッポの安定行動。
後2 こちらもロトムヒトカゲポッポの合格点を超える最低限の行動。2ターン目ピジョ、リザ進化、ボスまで打てる試合はあまりないため、ポッポは1枚しか展開しませんでした。
先2 しっかり全ての行動をクリア。ピジョリザ、リザード進化。ボスまで打つかー…という苦しい試合展開でした。
後2 そくせきじゅうでんでポフィンやネストボールを引けたため、なんとかポッポやビッパを置ける試合となりました。ポッポ、ビッパを置くことで万が一次のターンでどちらかのポケモンが倒されたとしてもシステムポケモンであるピジョットやビーダルに進化することが可能であるという判断でした。また、ここのハイパーボールの切り先がしんどかったですが、ビワを使うゆっくりとした試合展開にはならない。また、お相手がボスを使っていき、自分はカウキャでサイドを追う試合展開となることを予想し、ともだちてちょうを切りました。そしてボスの指令を使いリザードを倒しにいきました。前のリザードンに攻撃してもいいのは確かですが、前のリザードンに攻撃をしてしまうと先3のターンでボスの指令を使われポッポを倒される未来が見えました。よって、相手のリザードを倒すことにより、次のアタッカーを準備させる行動にマッハサーチを使わせ、ボスの指令でポッポを倒されることを拒みました。
先3 お相手カネコ選手はボスの指令は使わず、次のアタッカーになるヒトカゲを出しつつ、アンフェアを使ってピジョットを作りにくくするプレイでした。
後3 アンフェア打たれたものの、ペパー4投構築のおかげでペパーを引き込むことができ、なんとかピジョットに進化できました。また、このターンのマッハサーチはリザードを選択しました。ビーダルを選択してしまうとボスの指令でビーダルを倒され、つりざおを使わなければビーダルをもう一度作ることができない試合展開になり、手札のリソース不足で負けに繋がると考え、リスク分散の意味でリザードを選択しました。リザードに進化しておくことで、ビッパをボスの指令で倒されることを拒みました。
先4 ボスの指令でしっかりリザードを倒されました。引き続き苦しい試合展開。また、このターンのともだちてちょうが偉すぎた…
後4 ビーダルをカウキャで倒しつつ、こちらもビーダルに進化したり、新しいリザードンに進化したいターンでした。また、お相手のピジョット2枚目を作られるのが怖く、このターンでアンフェアスタンプを打っています。アンフェアスタンプでカウキャが引けたのは良かったですが、ハイパーボールが本当に欲しかったターンでした。ビーダルに進化して最終ターンで手札干渉しつつ、ピジョットを倒すのを成功させたかった。
先5 つりざおでビッパビーダルを戻しつつ、ビッパをベンチに出すことでピジョットを取られた後の勝ち筋、受けカードを広くするプレイでした。そして手札リセットのナンジャモ。
後5 このターンで手札干渉しつつ、カウキャでピジョットを取れないことがほとんど確定したため、相手の手札にボスの指令がないことをお祈りするプレイでした。ライチュ梅川さんがおっしゃっていた通り、ハイボでビーダルに進化しつつ、カウキャ&手札干渉をしたかったですが、俺はビーダルを信じることができなかった。
先6 手札からネオラントボス。ネオラント採用偉すぎて拍手してしまいました。優勝おめでとうございます。
おわりに
今回はいつも練習してくださっているRoad to Honoluluのみんなのおかげで楽しむことができたし、結果も出すことができました。大感謝です。
X上で応援してくださったみなさん、会場で応援してくださったみなさんにも大感謝です。トナメ前にグータッチできたの熱かった!!
本当にありがとうございます。
世界大会も頑張ります!!!
Xアカウント(@sai12_34)、noteのフォロー、いいね感想等いただけるとありがたいです!
もしお祝いやクリエイターサポート、投げ銭をしてくれる方がいましたらよろしくお願いします。
WCSの旅費やポケカのカード代、練習費に充てさせていただきます。
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