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あなたに届け暑中見舞

やっと、私の住む地域も梅雨があけました。
今日は、ショッピングモールにお出かけしてから
日が暮れるまで、店を出るのも怖くて
結局店を出たのは、夕日が沈みかけるころだった。

学生時代、この時季になると
いつも、友達から暑中見舞いが届いていた。
それを見て私は定期テストを受けながらも夏やすみを感じ
休みになるとお礼状を兼ねてグループのみんなに暑中見舞いを送っていた。

「夏バテで動けない時間が続いてる」とか
「バイト頑張っている」とか
「宿題の論文書けないよー」とか
「近所の花火がキレイだったよー」とか
いろいろかいて、みんなに送っていた。

あれから何年もたったいま
最初に届けてくれたその友達は
もう私が探せるところにはいないけど
梅雨が明けたらやっぱり彼女を思い出してしまう。

いろんなことがありすぎて
かつての仲間たちの消息が全く分からない今、
改めてあの時代になかった「ネット」を通じて
見ているみんなに送ってみようと思う。

「暑中見舞い申し上げます
 お元気ですか
 私はあいかわらず元気に過ごしています。
 暑い日が続いているけど
 お身体には気を付けて過ごしてくださいね」

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