マンガ遍歴 出会いとその後

最初にマンガを読んだのは小学生の時。5年生ぐらいだったと記憶しています。それ以前は学校の図書室で借りた本ばかり読んでいて、全くマンガに触れたことがありませんでした。遅いですね。
きっかけは友人が教えてくれた少女漫画雑誌の「りぼん」でした。毎月の発売日が楽しみで、特に高田エミ先生の「ねこねこ幻想曲」と一条ゆかり先生の「有閑倶楽部」が好きでした。

マンガ雑誌は色々と読んで、「りぼん」の次によく読んだのは「LaLa」と「花とゆめ」でした。当時はイギリスの19世紀の文化が好きだったので由貴香織里先生の「伯爵カインシリーズ」を愛読していました。ファンタジーが好きだったので「ふぁんデラ」も読んでいて、船戸明里先生の「LUNAR・ヴェーン飛空船物語」だけは、他のマンガを処分しても捨てられず、今も大切に保管してあります。10代後半は、好きなマンガと小説の個人的なファンサイトを作って同じ趣味を持つ人たちと交流していたのですが、サイトをやめた後は友人関係も変わって、いわゆる「陽キャ」と付き合うようになり、マンガとは距離ができました。

その後はほとんど読むことがなく、全くマンガに触れない生活をしていました。唯一、心の病で入院したときに読んでいた、中村光先生の「聖☆おにいさん」が心の安定剤として何よりの薬になりました。

それからもマンガをあまり読まず、イラストも真面目に描こうと思ったのはここ数年の話です。

マンガ家を目指している身で言うのも恥ずかしいのですが、今年読んだマンガは森薫先生の「乙嫁語り」と藤本タツキ先生の「ルックバック」のみです。読んでいないことに気づいて、漫画雑誌をいくつかネットで注文しました。

流行りのマンガも全くわからなくて、デジタルで描くためのクリスタの設定も未だにわかっていません。遅れてきた中年は時代に追いついていくのがやっとです。

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