知られざる恐怖症の世界:嘔吐恐怖症との付き合い方
こんにちは、みなさん!前回のボタン恐怖症に続いて、今日は「恐怖症シリーズ第2弾」をお届けします。今回のテーマは...「嘔吐恐怖症」です。聞いたことありますか?意外と身近な問題かもしれません。今回は、この恐怖症について詳しく探っていきましょう。
嘔吐恐怖症って何?🤔
嘔吐恐怖症は、自分が吐くこと・他人が吐くことに対して、強烈な恐怖を感じてしまう状態のこと。医学的には「エメトフォビア」と呼ばれ、パニック障害の一種です。時には不安神経症やうつを伴うこともあるんです。
この恐怖症は、単に「吐くのが嫌」というレベルを遥かに超えています。嘔吐に関連するあらゆる状況や刺激に対して、極度の不安や恐怖を感じてしまうのです。例えば、吐き気を感じただけでパニックになったり、他人が吐く音を聞いただけで強い不安に襲われたりします。
でも、まだまだ認知度が低くて...。理解されずに苦しんでいる人も多いんじゃないでしょうか。「そんなの我慢すればいいじゃない」と言われても、本人にとっては本当に苦しい経験なのです。
日常生活はどうなる?😱
嘔吐恐怖症の人は、こんな困難に直面することがあります:
電車やバスに乗れない
→ 乗り物酔いで吐く人がいるかもしれない...という不安から酔った人や具合の悪そうな人を避ける
→ 吐かれるかもしれない...という恐怖から生ものや特定の食品を食べられない
→ 食中毒で吐くかも...という心配から妊娠を避ける
→ つわりで吐くのが怖いから外食や旅行を楽しめない
→ 見知らぬ場所で吐くのが怖いからアルコールを飲めない
→ 酔って吐くのが怖いから病院に行けない
→ 待合室で誰かが吐くかもしれないから
このように、社会生活に大きな影響が出てしまうんです。仕事や学校、友人関係にも支障をきたすことがあります。
嘔吐恐怖症になるきっかけは?🧐
よくあるきっかけとしては:
過去に人前で吐いてしまった経験がトラウマに
家族の苦しそうな様子がトラウマになった
幼少期に嘔吐に関する強いストレスを経験した
食中毒などで激しく吐いた経験がある
メディアで嘔吐シーンを見て強い恐怖を感じた
こういった経験が「嘔吐=怖いもの」という潜在意識を作ってしまうんですね。一度そう刷り込まれてしまうと、なかなか抜け出すのが難しくなります。
実際の体験談:妻の場合📝
私の妻は嘔吐恐怖症なんです。彼女の場合、こんな症状があります:
ビニール袋のガサゴソが怖い
酔っ払いが怖い
咳き込む人が怖い
自分が過食したときの吐き気が怖い
お腹の調子が悪いときは外出できない
子供のいる場所が苦手(子供は突然吐くことがあるため)
映画やドラマで嘔吐シーンがあると目をそらす
トイレは多目的トイレに入りたい
周りも怖いけど、自分の体調変化も怖いんですね。食べすぎるのも、乗り物酔いも...全部怖い。常に緊張状態で過ごしているようなものです。
ある日の驚きの出来事😨
ある日の夕方、駅前を歩いていたら...突然、妻が走り出したんです!
原因は、近くにいたカップルの女性が吐いていたから。パニックで反射的に逃げ出す「回避行動」だったんです。
100mくらい走って、やっと落ち着いた。でも、「よく今まで生きてこれたな」って感じました。こんな恐怖と闘いながら生きてきたんだなって。
この経験から、私はこの恐怖症の深刻さを本当に理解しました。普段は明るく振る舞っていても、常にこの恐怖と向き合っているんだと。
嘔吐恐怖症と妊娠💐
女性の嘔吐恐怖症で、大きな壁となるのが「つわり」。
多くの女性が経験するつわりですが、嘔吐恐怖症の人にとっては大きな挑戦になります。吐き気や嘔吐が何ヶ月も続く可能性があるため、妊娠自体を避けてしまう人もいます。
私たちも、その壁を乗り越えられるのか、障害を抱えたまま子育てできるのか...まだ答えは出ていません。でも、一緒に考えていきたいと思っています。
妊娠を希望する嘔吐恐怖症の方には、産婦人科医や心理カウンセラーとよく相談することをおすすめします。薬物療法や心理療法を組み合わせることで、つわりの期間を乗り越えられる可能性があります。
嘔吐恐怖症との付き合い方💡
完全な克服は難しいかもしれません。でも、和らげることはできるはず!
治療の一例として、まずは嘔吐に関する写真を見ることから始め、徐々に動画を見たり、実際に吐き気を感じる状況に身を置いたりと、段階を踏んで恐怖に向き合っていきます。ただ、これには強い意志と時間が必要です。
だったら、私たちなりの生き方を見つけよう!そう思って、いくつかの対策を考えてみました。
【嘔吐恐怖症との付き合い方】
遅い時間の居酒屋は避ける
→ 代わりに、昼飲みや家飲みを楽しむ
トイレは「多機能トイレ」を利用(隣で吐かれる可能性が低いため)
→ 可能な限り、個室タイプのトイレを選ぶ公共交通機関では、トイレから一番遠い座席を選ぶ
→ 必要に応じて、タクシーやレンタカーを利用する吐き気止めの薬を常に持ち歩く
→ 医師と相談の上、適切な薬を処方してもらう食べすぎに注意する
→ 小分けに食事をとり、ゆっくり食べる習慣をつけるリラックス法を身につける
→ 深呼吸やマインドフルネスなど、不安を和らげる技術を学ぶ信頼できる人に理解してもらう
→ 家族や友人、職場の人に状況を説明し、サポートを求める緊急時の対策を立てる
→ 万が一の時のために、安全な場所や対処法を事前に考えておく
これらの対策で、少しずつ日常生活が楽になればいいなと思っています。一朝一夕には改善しないかもしれませんが、小さな成功体験を積み重ねていくことが大切です。
嘔吐恐怖症に限らず、様々な恐怖症や不安を抱えている人がいます。それは決して恥ずかしいことではありません。誰にでも、何かしらの不安や恐れはあるものです。
大切なのは、自分の状態を理解し、無理のない範囲で対策を立てること。そして、周りの人に少しずつ理解してもらうこと。
最後に...✨
どんな困難があっても、あなたらしく生きていけますように。一緩に、でも着実に、自分のペースで前に進んでいってください。
小さな進歩も、大きな勇気も、すべてがあなたの人生を豊かにしていきます。たとえ今は大変でも、必ず道は開けると信じています。
そして、周りの人たちへ。身近に嘔吐恐怖症の人がいたら、その気持ちに寄り添ってあげてください。理解と共感が、大きな支えになります。
応援しています!
みなさんは、どんな「ちょっと変わった恐怖症」を知っていますか?もし良ければ、コメント欄で教えてくださいね。例えば、高所恐怖症や閉所恐怖症、動物恐怖症など、様々な恐怖症があります。
これからも「恐怖症シリーズ」を続けていく予定です。次回のテーマのリクエストがあれば、ぜひコメントしてくださいね。みなさんの声を聞かせてください!
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