【コーチング】どうか、友達よ
友達に相談されると、私は「引っ越ししてみたら?」とか
「転職してみたら?」と提案していたが、
まーったく。何一つ。
友達は変えようとしなかった。
それはそれで仕方ないことだし、私はそれを否定するつもりはない。
むしろ、根を上げない友達を認めていた。
ただ、
とどのつまりは、どんな風になるのかな?と心配していた。
私のまわりには、進まない人が沢山いるので、その結末がとても気になる。
何一つ変えようとしなかった友達は、
今、残念ながら病気を患っている。
どうにもこうにも。にっちもさっちも行かなくなっているのを見ると
私自身も辛い。私の心の中では、友達の悲鳴が聞こえるのだが、
今は、私に直接SOSのサインを送れないほど友達は病んでいる。
きっと、今回も現状をどうやって踏みとどまろうかと思案しているのかな?
こうなると人情としては、
どうにかこうにか頑張って踏みとどまって欲しいと思ってしまうのだが、
結末を思うと、なんだか恐ろしい。
‥‥
もうひとり気になっている人がいる。
独身の方で、65歳で退職し、3年間家に引きこもっている。退職したばかりの頃は
「家で誰ともお話ししないのが辛い。だから、仕事を探したい」と言っていたのに、
最近では「誰ともお話ししなくても、なんともない」と言うようになっている。
私は「それならそれでいいんじゃない」と
言うしかないし、本当にそう思っているが、
やはり、彼女のこれから先のことが気になっている。
‥‥
私は進まない人の今後が気になっているが、余計なお世話だと思うから、そんなことは口にしたことはない。
どうか、友達よ、
進まないのならば、
幸せになって欲しい。
「ほら進まなくても、こんなに幸せだよ」と
私に聞かせてもらえないかな。
つづきます