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夫二度目の肺炎

看護師からすぐに来てくださいと連絡があった。

トイレに行こうとして、意識がなくなり倒れたらしい。

夫は覚えてない。

医師から炎症反応CRPの数字が高いと聞いたので、


「肺炎じゃないですか?」と尋ねたら


レントゲンを見ながら、「僕は違うと思う」と言っていた。


1週間後、いろいろな検査をしても、CRPが高い原因が見つからないと看護師が言うので、


再度「肺炎じゃないんですか?」と訊いたら、


看護師が、主治医ではなく、当直の医師に相談してくれた。



やっぱり肺炎だった。


もう少しで手遅れになるところだった。


下咽頭癌というのは、耳鼻咽喉科での領域で、医師にもよると思うが、



専門外のことは、よくわからないと主治医ご本人から聞いたが、本当だなぁと思った。


すぐに抗生物質の治療がはじまり、喉痛を和らげるための、麻薬性鎮痛剤も貼れるようになった。


そして、再び夜中に、


看護師から連絡が来た。


「ご主人の呼吸が止まり、心肺蘇生をしました。先ほど意識が戻りました」


夫は、再びICUに入った。


つづく


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