【翻訳/考察】EscapeFromTarkov -The chronicles of Ryzhy.Chpater2
本記事はBattlestateGamesが開発するハードコアFPS「EscapeFromTarkov」のイベントの一環として公開された動画「The Chronicles of Ryzhy.Chapter2」の翻訳および考察になります。
基本的には動画の英語字幕をDeepL翻訳で訳したものを意訳したものとなります。
筆者はロシア語および英語が全く分からないため、誤訳や不正確な内容を含む可能性があります、あしからず。
チャプター2の登場人物
Rhyzy:動画本編の主人公のスカブ。失踪した父親を探しており、チャプター1ではライトキーパーが手掛かりを知っていると考え、彼を狙っていた。
Sergey Aesenyebich:Rhyzyが訪ねた機械弄りをしている男。ゲーム本編でのトレーダーMechanic本人と見られる。翻訳ではMechanicと表記します。
【翻訳】
荒廃した工場の遠景。ゲーム本編でのステージであるFactoryだろう。
作業台に向かう男をRhyzyが訪ねる。
Rhyzy
「ボンジュール、Sergey Arsenyebich(Mechanicの本名)、調子はどうだ?」
Mechanic
「今一つだね。スカブには余計なことかもしれないが、どうかしているよこの街は。それで、何でここに来たんだ?早く言ってくれ、仕事中だ」
Rhyzy
「単刀直入に言おうか、ハ!
アンタの助けがいるんだ。いくつかの手紙を見つけたんだが、
”Mechanic”に見せるように言われたんだ。何か知らないかと思ってな」
Mechanic
「手紙?見せてくれ」
手紙を確認するメカニック
Mechanic
「ああ……ちょっと向こうに行っててくれ。
それとそこら辺の物を勝手に触らないでくれよ、何もかもにだ」
サプレッサーに指を突っ込んで抜けなくなったり、角砂糖を見つけて盗み食いするRhyzy。この男ノリノリである。
Mechanic
「あぁ、それから……」
※Okay thenは解釈が微妙ですが、Rhyzyに更に何か言おうとして呆れてやめたのではないかと思います。
Mechanic
「おい、どこにいるんだ?戻ってきてくれ」
「君はこの手紙によって厄介な問題を見つけてしまったようだ、そしてそこに深い考えがあったとは思えない。君が見つけた代物は危険で根深い……」
場面が代わり、薬品を調合しているSanitar。
Mechanic
「この手紙の用語は……多少の教養がなければ理解できないだろう
簡単に言うと、この手紙に記載されている実験はテラグループの頃に行ったものだ、Sanitarの指示によって」
「そうだ、アイツだ」
「ラボの閉鎖後、彼は保養地(ショアライン)に移って仕事を続けた。
奴らは僕を雇うべきだったな、そうすればうまくいったはずだ。
あぁ……」
護衛を引き連れて廃墟を歩くSanitar。
Mechanic
「優れた科学者で、有名人だ。
そして、彼はどんな風に変わってしまった?」
Sanitarと護衛はスカブを発見して攻撃を仕掛ける。
Mechanic
「彼が(科学に)疎くなったのか、強かに頭でも打ったのか、僕には分からない。
しかし、今はもうAvicennaには敵わない、それは確かだ」
※Avicrnnaはイブン・スィーナーだろうか?
イブン・スィーナーは10世紀ごろのアラビアの医師、哲学者。イスラム世界最高の知識人、アラビア医学の巨頭と評される。
Mechanic
「あぁそれと、この件に僕が何故関わっているのかだ」
Rhyzy
「アンタが関わっているのか?」
Mechanic
「彼はすべてが明るみに出たことを知っているからだ。
全てのボトルと手紙が」
Sanitarに倒されるスカブ。ここのスカブの悲鳴はゲーム中にも使われている音声です。
Mechanic
「簡単に言えば、彼は情報を漏らした奴を探している。
お察しの通り、友好的な話じゃない」
追い詰められて降伏するスカブ
スカブのポケットから手紙を漁る護衛、それをSanitarに見せる。
Rhyzy
「奴が俺を殺そうとしているってことか?」
Mechanic
「あぁ、君が奴を殺すことも出来るが、どちらの方が早く、上手くやれるのか」
「とにかく僕からの忠告だが、しばらくは身を隠すことだな」
※遠回しにRhyzyではSanitarに敵わないから逃げろと忠告しているのでしょう。
Rhyzy
「だが、もう長い付き合いだから分かる、アンタはまだまだこの混乱に巻き込まれるだろうぜ」
Mechanic
「おい、今の話を聞いていたのか?」
棚から何らかの部品を取りポケットに突っ込むRhyzy。
Rhyzy
「ややこしいことになってきたな。まぁ、なんとかするさ。
協力に感謝する、Arsenyevich」
Mechanic
「もしこれが”協力”だとするなら、それは君の葬儀にだろうな」
※この台詞は英文の直訳では「もしこれが”助け”だと考えているなら、僕は君の葬儀屋だ」といった感じのニュアンスになります。
Mechanic
「それと盗んだ物を元に戻してくれ」
部品を戻すRhyzy。バレてました。
部屋を出るRhyzy
Rhyzy(独り言)
「叔母さんの家に逃げて、ウオッカでも飲んでりゃよかった。
そうすりゃこんなクソッタレな事にならなかったのに」
チャプター2終わり。
チャプター2は動画に日本語字幕がなかったため、どうにか読み解こうとしたことが本記事執筆のきっかけとなりました。
現在、Sanitarがショアライン以外のマップに登場するイベントが開催されているのはSanitarがRhyzyを探しているためでしょう。また、MechanicからSanitarに関連するタスクが請けられるのもMechanicがRhyzyに協力しているという背景があります。
もしこの記事が公式の動画を理解する一助となりましたら幸いです。
チャプター1と2の間にRhyzyが手紙を手に入れていますが、それはリアルイベントと関係があるようです。
リアルイベントについてはEFTの日本語wikiで有志の方がまとめてくれているようですが、筆者は詳細を未確認です。
そちらについてもまとめや解説という形で記事に出来ればと考えております。