謎の集団がWonder LAB Osakaに集まった。
Nue incの松倉さんの実験「謎のアイデア集団(仮称らしい...)」のキックオフイベントになるだろうか、50名ぐらいが集まってワークショップが開催されることになったので、ちょっと参加してきた。
ふりかえると、松倉さんのことを知ったのはいつだったのかちゃんと覚えていないんだけれど、おそらく彼が以前勤めていた会社の会社紹介漫画の冒頭に登場した人物だった気がする。その頃から、まったく面識のない人も含め、見知らぬ他人の日常が視界に入ってくるSNSにどっぷりハマっていった。何気に松倉さんをフォローしていると、彼の発言や行動は刺激的で自分にとってプラスになることが多いこともあって、自然に彼の好感度が上がっていく。
僕とその会社とはその少し前からご縁も合って、その会社がマンションの一室から同じ通りのテナントに引っ越す際に、まさかの内装デザインを担当することになった。それ以降は仕事を依頼する立場になったりもして、すでに懐かしい思い出だったりする。
京都は物理的にも狭い街ということだろう、すれ違いに挨拶するようなこともあった気がするが、よくよく考えるとちゃんと話をしたことはない。どんな人物なのか深くは知らないんだけれど、彼の行動はいつも実験的だと思っており、今回の行動も彼の常套手段のようにも感じている。
僕は複数の組織で継続的な事業には関わっているんだけれど、基本的にはフリーランスという立ち位置で、一人で仕事に向き合うことの方が多く、シーズンが良ければ予定がぽっかり空くとランニングに出かけることもあったり、悠々自適に暮らしている。特に野望も贅沢も求めていないこともあって、ともすれば堕落と紙一重なんじゃないか♪(仕事場は自宅も多いので、おそらくご近所さんには「無職」って思われている気もするわw)
今のところ堕落はしたくないので「自分を律する」ということが必要なんだけれど、意識するだけでは心もとなく、なるべく躊躇せず本を買って読んだり、仕事をしている人の環境に身を置くためにコワーキングを利用したり、身体を痛めて鍛える機会としてランニングすることも堕落しないための手段の一つだったりしている。
そんなことから、僕にとってのランニングのような時間の使い方として「謎のアイデア集団」に参加することにした。
謎の集団は80名ぐらいいるらしく(2019年4月)
京阪電車は30年以上使っているが初めて西三荘駅で降りる機会ができた。キックオフイベントの会場はPanasonicの施設「Wonder LAB Osaka」というところ、帰り際に同じ集団でPanasonicの社員をされている方に聞いたんだけれど、ここはPanasonicの社員がいろいろ試される場所だという。
キャリア、スキル、そして参加の目的もバラバラの老若男女50名ぐらいが集まっていた。「Wonder LAB Osaka」自体がニュートラルでオープンな印象を与えていることもあってか、イベントの雰囲気も初回キックオフとしての緊張感はそれほど高くなく、何度か出走したことのあるマラソン大会のスタート前に近い感じ。
10台ぐらいのテーブルにまんべんなく人が座り出している。松倉さんの話し口調は友人のような親しい感じに相手を尊重する言葉遣いがニュルッと自然なコミュニケーションを生んでいる。スゲー場数を踏まれているんじゃないだろうかと思う。
4、5時間ぐらい掛けてワークショップを行われたがアイデア出しの準備運動みたいな内容であって、参加者の多くはどこかで経験されたこともあったと思う手段だったけれど、今回の目的はキックオフとして顔合わせのような機会だったと思っているし、キッカケは松倉さんが主導する実験なんだけれど、自分ごととして参加されているメンバーばかり集まっている気がする。
そして、今回は「会う」という条件設定だったけれど、参加されているメンバーは関西に限らず、海外にもおられるようで、基本的にはオンラインで進んでいく予定らしい。
で、改めて気がついたんだけれど、その場の雰囲気というか、モラルみたいなものに如何に舵を切るのか、どのように環境をつくるのかってことがアイデアを生み出すこと以上に興味があって、僕が今回のような新しい場(組織)が生まれる瞬間から関わったのはそういう意識があったからだろう。普段、複数の組織に関わっていると、いつも課題として上がってくるのはそういうところなんだ。
<備忘録>
・アイデアと企画は違う
・5人以下、1つのチームとなって2つのマインドマップ
・「食料」←→「飢餓」
・対話しながら言葉を出す、紐付ける
・否定しない(すべて可能性ということ)
・食料廃棄率(「食品ロス」年間約632万トン)を減らすアイデア
・シール投票(1枚貼れると加速する?w)