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赤穂ギャベでも人気のある無地柄(藍) #enu

ファンコミュニティコマースENUに投稿したストーリーをnoteにも転載♪ (当該ストーリー


赤穂ギャベは、以前お話したようにおよそ100年前の地方産業であった赤穂緞通の文脈から生まれています。その文脈に軸足をおきつつも、今の暮らしに合うように柔軟な発想と行動で取り組んでいます。

赤穂緞通で用いられていた図柄を再構築して赤穂ギャベとして用いることも多く、その一つに「無地柄」があります。赤穂緞通でも無地柄はお茶席などで使われることも多かったようで、前回の投稿(屏風祭の様子)にもありますが、日常の空間をハレの舞台に変える要素であったのだろうと妄想が膨らみます。

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屏風祭の様子

僕の見立てになりますが、無地柄はその名の通り、図柄としての図面や図案はありません。無地ゆえ道具として柔軟で使い勝手も良いのだろうとは思いますし、その素材である天然染料(藍)そのものも魅力的です。さらに、染めた糸を束ねて結んでいく赤穂緞通・赤穂ギャベの制作工程そのものが、この魅力を底上げしていると考えています。

私たちが扱っている藍は紺屋(こうや)と呼ばれる染色業者に依頼することが多く、未染の綿糸(10番手)を、赤穂ギャベとして織りやすいように12本ほど合わせてから、綛(カセ:糸を腕の長さぐらいで折り返してまとめた状態)として準備したものを紺屋さんに染めてもらいます。

天然染料は染め重ねる回数で濃淡をつくっており、濃い色は何度も何度も染工程を繰り返してつくることになります。手作業による工程ゆえ、不均一による微妙な変化が色の奥行きを生み出し、経糸に染めた糸を束にして、手作業でひと目ひと目結んで織り上げて作っていく制作工程も作用して、織り上げた表面の表情が非常に豊かになり、風合いにも深みが生まれています。



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ENUに投稿したストーリーをnoteにも転載しています。

・ENUの詳細ページ https://enu.jp/
・当該ストーリー https://www.enu.app/post/276


#赤穂ギャベ #赤穂緞通 #ENU

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