たけのこのアク抜きをしよう
今回は、旬を迎えたたけのこを美味しく食べるために必要な「アク抜き」の方法をまとめました。
お役に立つと嬉しいです!
たけのこは3月下旬から5月頃までが最盛期で、この時期のたけのこは香りが良く、歯ごたえも良いのが特徴です。
たけのこを美味しく食べるために避けて通れないのは、なんと言ってもアク抜きですよね。
たけのこはアクが強いので、下処理を丁寧に行うことが重要です。
一般的には、米ぬかや重曹を使ったアク抜き方法が一般的ですが、ここでは米ぬかを使う方法と、米のとぎ汁を使う方法をお伝えしていきます。
米ぬかを使用する場合
用意するもの
皮付きたけのこ 1本
米ぬか 20~50g
赤唐辛子(あれば) 1本
水
鍋はたけのこがすっぽり入るものを用意。
☆鍋が小さくたけのこをカットしなければ入らない場合
茹でたあと米ぬかを洗い流すのが大変なので、米ぬかではなく米のとぎ汁でのアク抜きがオススメです。
手順
①たけのこをよく洗って土を落とし表面の皮を剥く。
②穂先(全体の1/5程)を斜めに切り落とす。
③続けて切り落とした部分と垂直になるよう、縦に浅く切り込みを入れる。
たけのこの実まで到達しない程度(1〜2㎝ほど)で十分です。
④根元を削ぎ落とす。(黒い点々部分は硬くて食べられないので厚めに削ぐ)
⑤鍋にたけのこを入れて全体がかぶるくらいに水を注ぎ、米ぬかと赤唐辛子を入れる。
⑥筍が浮いてくるようなら落としぶたをして強火にかける。
⑦沸騰したらふつふつ沸くくらいの弱火にして、アクを取りながら1時間ほどゆでる。
(途中で湯が少なくなったら湯を足して、たけのこが湯から出ないようにする)
⑧硬い根元に竹串を刺して、すっと入ったら火を止める。
⑨鍋に入れたまま置いてしっかり冷ます。
(寝る前にアク抜きをすると朝まで置いておくだけでいいのでオススメです!)
⑩完全に冷めたら、④で切れ込みを入れたところからたけのこの皮をむいて米ぬかを洗い流す。
アク抜き完了!
実に近く柔らかい皮は食べられるので、ぜひ料理にお使いくださいね。
米のとぎ汁を使用する場合
用意するもの
皮付きたけのこ 1本
赤唐辛子(あれば) 1本
お米のとぎ汁(鍋に入れたたけのこが全体がかぶるくらい)
もしくは生米一掴み
手順は米ぬかを使用した場合と一緒です♬
ちなみにたけのこのあく抜きに米ぬかを使う理由は、主に以下の3つです。
アクの成分を吸着する
米ぬかには、シュウ酸などのアクの成分を吸着する効果があります。
アクは苦味やえぐみの原因となるため、米ぬかによって除去することでたけのこを美味しく食べることができます。
旨味を引き出す
米ぬかに含まれるアミノ酸や脂肪分は、たけのこの旨味を引き出す効果があります。
そのため、米ぬかで茹でることで、たけのこ本来の味をより一層引き立てることができます。
色鮮やかに仕上げる
米ぬかに含まれるビタミンCは、たけのこの酸化を防ぎ、色鮮やかに仕上げる効果があります。
…とはいえ、アク抜きで重要なことは『熱湯でじっくり火を通すこと』なので、
米のとぎ汁や重曹を使っても、たけのこは美味しく召し上がっていただけます♬
たけのこは収穫後時間が経つにつれアクやえぐ味が強くなるので、手に入ったらできるだけ早く処理を済ませてくださいね。
youtubeにて動画でもご覧いただけます!
アク抜きの仕方