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9月1日って何の日か知ってる?

Добро пожаловать, ребята!!!
ようこそ、留学日記の番外編へ!!
本日は、予定を変更して、番外編をお送りします。

番外編では、ロシアにまつわる文化の紹介をしていこうと思います。
不定期で発信します。好評であれば、サハ文化に関する番外編も・・🤩


9月1日は知識の日?

ロシアでは9月1日は、新年度の始まりの日。つまり、学校では入学式が開催されるのがこの日で、ロシア各地、どこも同じです。
ロシア語では、知識の日(День Знаний)と呼ばれ、1 сентября(ピエルブイ・センチャブリャー)の愛称でロシア人に親しまれている1年のイベントです。これは、小学1年生がいない家族でも、みんながお祝いをします。素敵な風習です。✨

女の子は白いボンボンをつけて、黒いワンピースに白タイツを履いているイメージがある。
男の子はこどもスーツ姿で髪はワックスで固めている印象が強い。

9月1日(ピエルブイ・センチャブリャー)に、子供だけでなく、その母親(あるいは父親)も命をかけていると言ってもいいほど大切にしているイベントである。

日本でもそうだが、「入学式は我が子の晴れ舞台の姿。」髪型はとびっきりオシャレにして、制服がない学校は、オシャレな制服風の服装で参加している姿を見かけた。
ここまでなら、日本と大差はないだろう。「あ、世界共通なんだな。」と。

しかし、変わった風習はここからで、ピカピカの小学1年生はみんな大きな花束を抱えて、学校に来ている。

新入生が持つ花束のゆくえ・・・


注目してほしいのが、新入生はみんな大きな花束を持っているということ。
これは一体誰に渡すのか・・・?

私は最初、異常なくらい全員が花束を持っていることに驚いた・・・。
そして、入学式が終わった後、
全員、クラスの担任の先生に花束を渡したのだ!!!!!

この瞬間、小さいこどもを使って、子どもの親が担任の先生にワイロを送っているように見えた。😅

【花束を渡すことには、しっかりと意味があった!!!!】

気になったので、ロシアの友人へのインタビューとインターネット(ロシア語)で調べたところ、きちんと意味がありました。
①と②の意味がいちばん明確な意味であると考えられます。
① 昔からの伝統的なものである。
② 知識を教える先生たちを「尊敬する」意味が込められている。

③ ロシアは昔貧しい国民が多く、自分の庭からお花を摘んで先生に渡せたことがきっかけである。(ロシアの友人の話より)

※補足
ダーチャ(郊外にある各家庭の別荘)で家庭菜園をして、花を育てていたため、手軽に花を手に入れることができたと考えられます。


④ 単純に、子どもたちが、花束を先生にあげたいから。
(何とも可愛らしい理由💓)

⑤ ロシアの学校は女性が多く、花束が喜ばれるため。

これは、ロシアの学校は約80%が女性の先生である。(サハ人の学校勤務の友人の証言より)
花は、美しく、美的な喜びを女性に与えます。
実際に、誕生日、結婚記念日、国際女性デーではロシアの男性は女性に花束を渡す風習があるのです。

ちなみに、花束以外のプレゼント(チョコレートなど)を渡すと、贈り物(いわゆるワイロ)として見られて、先生に受け取ってもらえません。
それくらい「先生に花束を渡す」行為はロシアの中で特別なものであることが分かりました。
あとは、新入生だけでなく、全校生徒も各担任の先生に花束を渡しているみたいですね。へぇーー、意外でした!💡


以上、ほっこりする秋に関するロシア文化のエピソードでした!

日本にも、あったらいいな、こんな素敵な文化🤩✨

ぜひ、大切な日に、大切な人に花束を渡してみませんか?

最後までご覧いただき、ありがとうございます。
では、また明日!
Спасибо за посмотор! Всем, пока! пока!
(スパシーバー・ザ・パスモートル! フシェム、パカ! パカ!)


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