九尾川の読み方について、町役場に問い合わせてみた
こんばんは、Saguziです。
タイトルの通りですが、少し調べ物をしていた時に熊本県下益城郡美里町を流れる「九尾川」の読み方と、同町にある地域(字)名「九尾」の読み方が違っていました。
ネット上で調べますと、「九尾川」の読み方はWeblio辞書の日外アソシエーツで「ほこのおがわ」と記載がありました。
対して、地域名の「九尾」の読み方はNAVITIME(ゼンリン)で「ここのお」と記載があります。
漢字の読みが転訛することは往々にして存在しますが、地名と河川名の表記は同じなのに読みが異なる例は初めて遭遇しました。
ネット上だけでは正しい情報が探せない!と思い、美里町役場の問い合わせフォームからお問い合わせを送信。
すると、下記のような丁寧なお返事がきました。
(本文中、当方の氏名および担当者氏名は伏字、それ以外は原文ママ)
** ** 様 (本名のため伏字)
初めまして、熊本県下益城郡美里町役場建設課の**と申します。
本日は河川の呼び方につきまして、お問合せいただきありがとうございます。
美里町岩野地区を流れております『九尾川』の読み方につきましては、
道路台帳等を鑑みますと『ここのおがわ』が正しい読み方となります。
しかし、地元区民の皆様の中には『ほこのおがわ』と呼ばれる方もいらっしゃいますので、
データベースで『ほこのおがわ』と記載されていることが予想されます。
また、本町から日外アソシエーツ様のデータベースに情報をご提供した経緯はございませんので、
詳細につきましては、不明です。
短い説明となり大変申し訳ございませんが、以上のとおりご回答させていただきます。
つまり、「九尾川」の方も書類上は「ここのお」が正しいが、当該地域の人たちの一部は「ほこのお」と呼んでいる、と。
こういったのは良くある話で、読みやすい読み方に変化・転訛するのは普通です。
恐らく地域住民の方も読みやすく「ほ」に言い換えていると推察できます。
以上、美里町役場のご担当者様、ありがとうございました。