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食育コースの活動・小正月を祝おう。小豆粥と餅花飾りづくり_202501

こんにちは。ファームインさぎ山の食育コースに参加しているのりひろです!小学2年生の息子(時々、年長の妹も)と食育コースに参加しています。ファームインさぎ山の食育コースの活動内容を参加者視点でレポートします。

目次

  1. ファームインさぎ山・食育コースとは?

  2. 1月の活動

  3. 餅花飾りづくり

  4. 小豆粥

  5. どんど焼き

  6. 2025年度食育コースの募集が始まっています!

ファームインさぎ山・食育コースとは?

3月からの1年間、毎月1回ファームインさぎ山の畑で、季節に応じた農業体験をするコースです。

10:00頃集合し、農作業と昼食を食べて13:00前に解散する半日のコースです。昼食で使用する食材は、農作業で植えた食材やファームインさぎ山の畑にあるものを使用します。四季を通して「食物を植える、収穫する、食べる」を体験できます。

1月の活動

1月の活動は「小正月」にちなんだ活動です。
小正月とは旧暦の1月15日でその年の最初の満月の日を指します。

そんな旧正月にちなんで1月は以下の活動をしました。
・餅花飾りづくり
・小豆粥
・どんど焼き

餅花飾りづくり

餅花飾りとは旧正月に飾る飾りで、木の枝に繭玉や紅白のお餅をつけたりするそうです。

最初にスタッフのてつやさん、ゆみこさんから餅花かざりについてのお話や餅花飾りの作り方説明がありました。

今回の餅花飾りは団子を作って、ブルーベリーの木の剪定で出た枝に飾りました。
団子はカラフルな方がよいということで、上新粉だけとすりおろした人参、ほうれん草で3色の団子を作りました。

上新粉に水を加えて混ぜます。粉がまとまり耳たぶくらいの硬さになったら丸い球にしていきます。色が混ざらないように最初に上新粉だけで団子を作り、その後、人参入り、ほうれん草入りと3回に分けて団子を作りました。

でき上がったら団子はスタッフの方がかまどでお湯を沸かしてくださっていたのでそこ入れました。

お湯に入れて、しばらく待ちます。団子が浮き上がってきたら完成です。

出来上がった団子をブルーベリーの枝に飾っていきます。

団子を上から挿したり、柔らかいので枝を覆うようにつけて形を整えたりして枝につけていきます。我が家の餅花飾りはこんな感じに仕上がりました〜。

団子は翌日には固まって節分の頃まで飾っておけるそうです(最後は水分がなくなって枝から落ちてしまうそう)。
地域によってはどんど焼きの火で炙って食べたり、乾燥した団子を油で揚げて雛祭りのあられにするところもあるそうです。昔の人は季節と食べ物を大事にしていたことがわかります。

小豆粥

この日のお昼ご飯は小豆粥。小豆粥も旧正月の食べ物で、小豆とお米を煮たシンプルな食べ物です。邪気払いや疫病を防ぐと言われているようです。お正月のご馳走を食べて疲れた胃腸を休める体に優しい食べ物です。

また、昔は正月は家の中で女性は忙しく、旧正月は女性がゆっくりできる時期でもあったそうです。ファームインさぎ山のかあちゃんは旧正月に実家に帰省し、小豆粥を食べるのがとても楽しみだったそうです。

今回は餅花づくりをしている間に畑のかまどでスタッフの皆さんが小豆粥を作ってくださっていました。小豆粥を作る時はとにかく「じっくり時間をかけて」です。小豆を茹で、その後米を加えてじっくり作っていきます。

1時間30くらい経つと小豆の赤い色がついた小豆粥の出来上がりです。

味は小豆とお米だけなので各自で砂糖を足して好みの甘さに調整して食べました。砂糖を多めに入れるとぜんざいみたいな味がして美味しかったです。
餅花飾りづくりで飾りきれず余った団子も入れて食べました。

小豆粥と一緒にファームインさぎ山のかあちゃん特製のべったら漬けも一緒にいただきました。甘めの小豆粥にしょっぱい漬物の組み合わせ、これまたおいしかったです!

どんど焼き

小豆粥でお腹いっぱいになったところで、畑で最後にどんど焼きをしました。

どんど焼きも旧正月の行事で、1月15日頃に正月に飾りやしめ縄、お正月の書き初めなどを燃やす(炊き上げる)ことです。地域によって、色々な呼び方があるようです。今回は枯れた農作物や木の枝、藁、先月作ったしめ縄を持ってきている方もいらしゃいました。

スタッフのてつやさんが子どもたちに「どんど焼きをするので手伝って〜」と声をかけ、畑の真ん中に燃やすものを集めました。子どもたちは面白がって燃やすものを運んでくれたので、あっという間にどんど焼きの準備が終わりました。

参加者が見守る中、スタッフが点火。

火は1分ほどで燃やすものの1番上まで到達。

どんどん横に広がり大きな火になりました。この日は寒かったのですが、近くに行くとほっぺたやおでこがちょっと熱いなという感じでした。これも本当の火の熱さを感じられるという意味ではよい経験です。

藁はよく燃えるのであっという間に灰になってしまいましたが、よく見ると藁の内側に火がこもっているのがわかります。ちょっと掻き回して空気を入れるとまた燃え始めました。

どんど焼きそのものはもっと規模が大きく「どんど=どんどん」燃やすものを入れて長時間火を燃やし続けるそうです。

スタッフのてつやさん曰く、一度火をつけた後、土を被せておくと火は土の中でも燃え続け、翌朝に土をよけて空気を入れると再度燃え始めるそうです。昔はガスもないので、一度火おこしをした後また火おこしをすることは大変なので、火を活かす工夫がされていたのでしょう。

さて、どんど焼きで火の温かさを感じたところで1月活動は終了となりました。来月はいよいよ24年度食育コースの最終回・味噌づくりです!

2025年度食育コースの募集が始まっています!

2025年の食育コース、田んぼの学習コースの募集が始まっています!
申し込みを迷われている方にとってこのレポートが少しでもお役に立っていると嬉しいです(^^)


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