死月妖花、追加ルートについての感想

さて、2020年も末である。今年はコロナウイルスの蔓延に伴い、各々行動を制限される日々が続いたと思う。

例に漏れず私も仕事以外で外出することは月一有れば良い、と言った生活になった。そんな仕事の休憩中のこと、Twitterをたまたま開いたら以下のツイートを見つけてしまった。

ちょっと待て、何だそれは。

色んなところにツッコミどころが有るのだが、一つ一つ説明させていただきたい。

私は死月妖花というフリーゲームを、10ヶ月ほど昔にクリアしている。しかしその私が知らない裏ルートがあり、このアンケートはその中の存在に付いて問うているのだ。
(ちなみに裏ルートというのは断片的に他にも存在しており、当時のバージョンまでの裏ルートは当然コンプリートしていた。)
なるほど、私が知らないのは致し方あるまい。アンテナを張っておくことを怠った私自身に責任のあることだ。問題はこのアンケート内容だ。

黒い女神、とはなんぞや。

そう、完全に表ルート(というべきかは些か迷うのだが)をクリアしたはずの私にもさっぱり残っていない存在なのである。これは閲覧せざるを得ないではないか。
早速仕事から帰り、新しいバージョンの死月妖花をダウンロードしてプレイした感想を述べたいのだが



述べれるかよこんなの。



ネタバレに次ぐネタバレしかなく、かつ昔にクリアした人もシナリオを追ううちに「そういやそんなのあったなぁ……」みたいな記憶しかない私みたいな人間では呆けるしかないシナリオだった。

はっきり言って、これはかなり恐ろしいシナリオだ。つまり、起承転結が終わり、物語を終えたと思われたその時、また新たな「起」が始まったとも取れたのだ。ともすれば、そこまでの全てが「起承転」まででしかなかったのかもしれない。

黒い女神の正体はおそらく推量がついたのだが、この想像がもし是であった場合、作者はどのようにしてこの存在を扱うのか。極めて興味がある。作中にはまだ明かされていない謎があるという話は知っていたが、その一つをこうも前面に出されるとは。
しかしながら、これではあのエンディングは実はフィナーレではなく、この黒い女神の掌の上でタップダンスを踊らされていたのではないかとも思える。

もし最後までプレイしたという方の中で私の言ってることがよく分からないという方は、改めて最新版をダウンロードして当該部分をプレイしていただきたい。


私は新しく2周目を始めてnoteに感想書こうと思いました。すげぇよこのゲーム。


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