ヘルタがGKシュボロウを獲得できた理由
フライブルクのGKアレクサンダー シュボロウのヘルタベルリンへの移籍は、誰も予想していないことだった。
6月末、『ビルト』の情報によると、シャルケとシュボロウは今夏の移籍で個人合意に達していたという。
6月27日に行われた昨季の最終節(フライブルク対シャルケ)の試合後、シャルケ側はピッチサイドで選手に獲得の意思を伝えたようだ。
だが、1億9700万ユーロもの負債を抱えるシャルケは、シュボロウの契約解除金800万ユーロを支払うことができない。
さらにコロナ危機による影響から、シャルケは移籍金の引き下げと分割払いでの支払いを望んだ模様。
しかし、フライブルク側はこれを拒否したとのこと。
それにもかかわらず、シュボロウは2週間前にシャルケでメディカルチェックを受ける予定となっていたが、これは実施されず、クラブ間の合意も得られないままだった。
何年も前からフライブルクからのステップアップを望んでいたシュボロウは、この状況に対して焦り始めた。
そして、この隙をついてヘルタベルリンがシュボロウにコンタクトを取ったようだ。
ヘルタベルリンはホッフェンハイムのGKグレゴル コベルを狙っていたが、コベルは昨季レンタルでプレーしたシュツットガルトへの完全移籍が決定していた。
シュボロウは、「すべてがあっという間だった。ヘルタとの交渉が具体的になった時、僕は長い間躊躇しなかった」と語っている。
ヘルタベルリンは、フライブルク側が要求する移籍金をすぐに支払うこととなる。
また、ヘルタベルリンが欧州カップ戦に出場した場合は、2023年までの契約をさらに2年間延長し、オプションとしてボーナスをフライブルクに支払うことで合意するという。
これによって、シャルケは再び新たな正GKを探すことになる・・・。